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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「アバウト・ア・ボーイ」
アバウト・ア・ボーイ [DVD]

2002年/アメリカ/監督:クリス・ワイツ 、ポール・ワイツ/出演:ヒュー・グラント 、レイチェル・ワイズ 、ニコラス・ホルト 、トニ・コレット 、シャロン・スモール

独身男ウィルは一曲のみヒットさせた父の遺産で仕事もせず、気ままに暮らしている。
「後腐れのない出会い」を求めてシングルマザーのナンパに出かけた先でのマーカスという少年との出会いがウィルの人生を変える。
とにかくヘタレなヒュー・グラントに乾杯!こういう役似合いすぎです(笑)!
この作品は、確か目覚ましテレビか何かでインタビューしてたのを見て、ヒュー・グラントと子役の子のかけあいのあまりの面白さに、絶対観たいと思って興奮してた作品なのです。期待どおりでした。
親子みたいでいて、友達なんです。だからでしょうね、この絶妙な会話!!
人生において大切なもの、必要ないと思っていたそれら、本当は手に入れる勇気がなかっただけ。そのことを少年から教えられる大人という関係がすごく良かったです。
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「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [DVD]

1994年/アメリカ/監督:ニール・ジョーダン/原作:アン・ライス/出演:トム・クルーズ 、ブラッド・ピット 、スティーヴン・レイ 、アントニオ・バンデラス 、クリスチャン・スレーター

妻に早くに死なれ、死にたがっているルイのもとに、バンパイアのレスタトが現れる。彼と共にバンパイアとして生きていく決意をしたルイは、肉体の死を迎えるが、人間としての心の死を迎えることができなくて苦しむ。
とにかく人間臭く苦しむルイが魅力的。そうやって苦しむ様が、周りのバンパイアをどうやら虜にするようで(笑)。ブラピの泣き顔は色気がありますね。。また、小さな身体に大人の女性の精神を持つクローディア役のキルスティン・ダンストの演技力に舌を巻きます。あどけなさを持つ少女の顔から、哀しみに溢れた大人の女性の表情まで、たった10歳ながら、素晴らしい女優です!天使のような容姿に、欲望を満たすための子供らしい貪欲さと残酷さ。ゾクゾクします。
初めて自分のお小遣いで観に行った映画。この映画が、私の映画好きのきっかけになっております。
『服も髪も、人形みたいにするのはなぜ?どうして私は大人になれないの!?』そのことに、彼女が疑問を持ち始めてから、悲劇は始まっていくのです。
「ヴァージン・スーサイズ」
ヴァージン・スーサイズ [DVD]

1999年/アメリカ/監督:ソフィア・コッポラ/出演:ジョシュ・ハートネット、キルスティン・ダンスト

究極です。キルスティン目当てで観たんですけど、これは本当に凄かった!!
美しい4人の姉妹が相次いで自殺した事件、この事件が起こってから、世の中は不況になり、厳しい灰色の時代がやってきた。まるで、何かの象徴のように。4人と仲良くしていた近所に住む少年達の目から語られるこの事件、という形で物語は進んでいきます。
感覚的な映画のため、分かる人には分かるし、こういう心情が分からなければ理解しにくく、退屈な展開だと思います。女の子ならではの閉塞感・希望のない未来・絶望に、心の奥深くに潜む闇に、私達の心は血を流し続け
ることでしょう。すごく痛かった。最初に末の女の子が自殺未遂したときの医者とのやりとり。『13歳の何も分からない子供のくせに、どうしてそんな愚かなことを!』『でも先生は13歳の女の子になったことはないでしょう?』
彼女達はどうして死を選んだのでしょう?最後に、両親は言います。
『私達には分かりません。私達は、とても上手くやっていってました。幸せな家庭だったのに・・・。』
終わってから30分くらい、涙が止まりませんでした。家でビデオで観てて良かった・・・(しみじみ)。
ソフィア・コッポラ監督作品にて、さすがに映像美は芸術的です!!
「今夜は、トーク・ハード」

1990年/アメリカ/監督:アラン・モイル/出演:クリスチャン・スレーター、サマンサ・マシス

普段は大人しいマークが、毎夜10時に行うクレイジーなラジオ番組に、学校中が大ブレイク!!ハリーと名乗るDJの辛辣な口調と批判は、若者の心をすっかり捕えてしまう。けれども、あるときリスナーの一人がラジオ番組でハリーと話してる途中で自殺して・・・・。
社会への痛烈な批判が、すこく気持ち良かったです。私も“ハード・ハリー信奉者”になりそうでした(笑)。カッコイイ~~!!
クリスの青春映画は、「ヘザーズ」もそうでしたが、すごく辛口で切ないんだけれど、青春の輝き、魅力に溢れてます。
今夜も、『Talk Hard!!』
「サイダーハウス・ルール」
サイダーハウス・ルール [DVD]

1999年/アメリカ/監督:ラッセ・ハルストレム/原作:ジョン・アーヴィング/出演:トビー・マグワイア 、シャーリーズ・セロン 、マイケル・ケイン 、デルロイ・リンドー 、ポール・ラッド

人里離れた孤児院で生まれたホーマー・ウェルズ。何度養子に出しても戻ってきてしまうホーマーをラーチ院長は“特別な子”と呼び、自分の息子のように愛を注いだ。実の父子以上に深く繋がりのある二人の愛情と相反。ラーチはホーマーを自分の跡取りに考えていたが、ラーチの仕事(堕胎)に賛成できないホーマーは、外の世界に強く憧れるようになり、孤児院を出ることを決意する。初めて出た外の世界、海、初めての恋。そしてホーマーが身を寄せることになったリンゴ農園(サイダーハウス)での新しい生活が彼に教えてくれたものとは―。
ジョン・アーヴィングの同名小説の映画化。脚本もアーヴィングが手がけてます。原作はペーパーバックで700ページを超えるもので、50年もの歳月の大河小説らしいのですが、これはそれを15ヶ月に要約。とげとげしい部分が全て割愛されてるとのこと(笑)。原作が気になりますね。。
“愛と青春の感動作”なんて銘打ちされてますが、実際そんな言葉では語りつくせないドロドロしたものが作品に滲み出ています。全体的に、とても暗い。暗いんですが、その中でキャラクター一人一人がとても魅力的で、ユーモアがあって、笑いを誘う場面もあり。エピソードの厳しさと、それぞれの感情の深さの混じりがとても魅力的で絶妙です!!


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