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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ヴァージン・スーサイズ」
ヴァージン・スーサイズ [DVD]

1999年/アメリカ/監督:ソフィア・コッポラ/出演:ジョシュ・ハートネット、キルスティン・ダンスト

究極です。キルスティン目当てで観たんですけど、これは本当に凄かった!!
美しい4人の姉妹が相次いで自殺した事件、この事件が起こってから、世の中は不況になり、厳しい灰色の時代がやってきた。まるで、何かの象徴のように。4人と仲良くしていた近所に住む少年達の目から語られるこの事件、という形で物語は進んでいきます。
感覚的な映画のため、分かる人には分かるし、こういう心情が分からなければ理解しにくく、退屈な展開だと思います。女の子ならではの閉塞感・希望のない未来・絶望に、心の奥深くに潜む闇に、私達の心は血を流し続け
ることでしょう。すごく痛かった。最初に末の女の子が自殺未遂したときの医者とのやりとり。『13歳の何も分からない子供のくせに、どうしてそんな愚かなことを!』『でも先生は13歳の女の子になったことはないでしょう?』
彼女達はどうして死を選んだのでしょう?最後に、両親は言います。
『私達には分かりません。私達は、とても上手くやっていってました。幸せな家庭だったのに・・・。』
終わってから30分くらい、涙が止まりませんでした。家でビデオで観てて良かった・・・(しみじみ)。
ソフィア・コッポラ監督作品にて、さすがに映像美は芸術的です!!
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新潮文庫の100冊 2010
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水玉
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