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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「リプリー」
リプリー [DVD]

1999年/アメリカ/監督:アンソニー・ミンゲラ/出演:マット・デイモン 、グウィネス・パルトロー 、ジュード・ロウ 、ケイト・ブランシェット 、フィリップ・シーモア・ホフマン

ジェームズ・ディーンの「太陽がいっぱい」という映画のリメイク。
怖かったーー!!「デスノート」(漫画)みたいな怖さがありました。
気がつくと犯人側からみてしまうんですよね。
途中から私の精神状態がおかしくなりそうでした。ガタガタブルブルしておりました。
主人公の青年は、友人で愛するディッキーを殺してしまい、その人になりすまして生きるのですが・・・

あのラストは意外です。そりゃ、アリだと思いますけど。

私には絶対あんなまねできません。良心とかいう問題ではなくて、私は嘘がバレる瞬間がとっても怖いので。
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「アンジェラの灰」
アンジェラの灰 特別編 [DVD]

1999年/アメリカ・アイルランド/監督:アラン・パーカー/原作:フランク・マッコート/出演:エミリー・ワトソン 、ロバート・カーライル 、ジョー・ブリーン 、キアラン・オーウェンズ 、マイケル・レッグ

1930年代のアイルランド。アイルランドといえばIRA、カトリック、パブ、そして英国からの搾取、貧しい貧しい国。というイメージだったので(もちろん、現在では映画みたいなことはないですよ!IRA問題は解決してませんけど)、すっごくすっごく暗い映画だろうと思っていて、かなり警戒して観たのですが・・・
暗かったです。
白と黒と青だけで構成された画面。という感じでした。
いつも天気が悪いイメージ。衛生的にかなり危険。繊細な方なら、食べながら見れないかもしれません。
でも、そんな生活環境の中でも、子供たちは強く明るく生きていきます。
人々の目から、輝きが失われたわけではありません。
こんなこと言うと感動作かと思われてしまいそうですが、終始暗いことには変わりありませんですよ。でも、その暗さの中でもちゃんと笑えるエピソードがあるし、描き方が面白い。ラストまで惹きつけられっぱなしでした。
個人的にあの作文、怒られるかと思っていたのでびっくりしましたよ。まぁ、私はキリスト教に詳しくないので何がいけないことなのか良く知らないんですけどね。
“アンジェラ”は母親の名。何故灰なのか分からなかったので調べてみたら、原作の小説だとその辺りもちゃんと書いてあるそうです。まぁ、その後日談はあってもなくても良いし、何となく“灰”が持つイメージとこの作品との関係、そしてアイルランドへの思いも感じられたので、映画でもこのタイトルで良かったと思います。
「ゴーストワールド」
ゴーストワールド [DVD]

2001年/アメリカ/監督:テリー・ツワイゴフ/出演:ゾーラ・バーチ 、スカーレット・ヨハンソン 、スティーヴ・ブシェミ 、ブラッド・レンフロー 、イレーナ・ダグラス

“ダメに生きる”というコピーが印象的で、ずっと興味を持っていたのですが、やっと見る機会が。ま、スカパーなんですけども。
何ていうか、今現在10代だったら、かなり衝撃を受けそうだなぁ・・と思う作品でした。エピソード的な面白さにするすると引き込まれて、一気に見ちゃいましたが、終わったあとのあの息苦しい、行き場のない気持ちったら!
“ゴーストワールド”って、どっちの世界なのでしょうね。
それとも、彼女がゴーストだったのか。
折り合いをつけて忘れてきた色んな思いが、新しい傷跡のように浮き出てくる感じでした。
この映画に出会ったのが今で、良かったかもしれないです。
「夏休みのレモネード」
夏休みのレモネード [DVD]

2002年/アメリカ/監督:ピート・ジョーンズ/出演:エイダン・クイン 、ボニー・ハント 、ケヴィン・ポラック 、ブライアン・デネヒー 、エディ・ケイ・トーマス

これ、かなり好きです。テーマ自体は難しいのですが、それを優しいエピソードで明るい方へ導いてくれます。本当は、こんなに簡単に解かれることはないでしょう。優しい気持ちでお互いを見ることは難しいでしょう。
それでも、「ほら、こんな簡単なことなんだよ。」って言ってくれるようです。“宗教って、信仰ってこういうことでしょ”。
無宗教の私にとっては、それは当たり前のことに思えます。でも、宗教の違いや文化の違いをお互い寛容になれないことが、これまでどれだけ多くの惨事を招いたことか、私たちは歴史で知ってますよね。
まだ聖体拝領を受けてない子供の純真で利発な鋭い疑問が、多くの人の心を動かすことと信じたいです。神父様は彼の質問にドキッとしたのかな。動揺するわけを、ちゃんと自問したいものです。
物語の進み方も明るくて、切なくて。サラッと見れる感じです。
でも、すっごく大切なことを言ってる。聞き逃しちゃいけませんですとも!
「フランダースの犬」


1998年/アメリカ/監督:ケヴィン・ブロディ/出演:ジェレミー・ジェームズ・キスナー 、ジェシー・ジェームズ 、ファレン・モネット 、ジョン・ヴォイト 、ジャック・ウォーデン

実写版フランダースの犬を見ました。
ネロ少年が可愛かったです~!絵描きの少年、なんてツボなんでしょう!

絵を勉強するネロへの画家の言葉の数々、とても心に残りました。
一度途中で幼年期→少年期に成長するのですが、ネロ以上にアロアが成長してて、びっくりしました。背、お母さんと同じくらい高くないですか?11歳?でしたっけ。。
ネロの少年期も可愛い子でしたね!むしろ幼年期よりもこっちの子の方がツボかも*

(ネタバレ反転↓)
大筋は、アニメと同じでしたね。
ラスト、あれはアニメと同じ最後と解釈してよいのでしょうか?
ルーベンスの霊(?)の言葉が、生きるんだか死ぬんだか分からない感じだったので(ネロの画家としての今後のようなことも言及してましたから)、かなり混乱しましたよ。
でも、光が飛んで行ったしな・・・

腑に落ちない点。
ネロの父親は、誰なんでしょう(え、大切な何か見逃してる?)?
ローマに壁画を描きに行った画家かしら、とも思ったのですが(彼の弟子?と思わせる台詞も)、ネロに気づかないのも変かなぁ。
もしくは、ステファンズ?あのネロの母親へのひどい言い様、昔振られたとか。そしてネロの存在を知らない。母親が村を出なくてはならなかったのは、彼に陵辱された挙句、子供を身ごもってしまったから、とか(暗い・・)。
もしくは、ルーベンス・・・。これはないかな?生きてる時代的にどうなんでしょう。でも、教会のシーンで「君の母親を知ってるから、君に興味を持った」って言ってたのがすごく気になります。

ストーリー的にはアレですが、音楽が結構明るいので救われた感じがしますね。
アニメほどに“泣かせる”感じではなく、むしろ暖かく描いてありました。

ネロ、もし生きてたらどんな多くの感動を人々に残したでしょう。
彼の未来は輝かしかったはずなのに。
切ないです。


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