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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「バタフライエフェクト」
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

2004/アメリカ/監督:エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー/出演:アシュトン・カッチャー 、エイミー・スマート 、ウィリアム・リー・スコット 、エルデン・ヘンソン 、メローラ・ウォルターズ 、エリック・ストルツ

『きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。それは、神にも許されない行為。』

ケーブルでチャンネル操作中に偶然出会った作品です。最初の辺りで、思いきりホラー要素が出ていたので、ちょっと悩んだのですが、先が知りたくてついつい観ちゃいました。
いやまぁ・・少年時代のエヴァンが可愛かったというのもありますけど(それでチャンネルの手が止まった。笑)。

ホラーじゃありませんでした。恋愛映画だったんですね。

主人公のエヴァンは、幼い頃から何度か、出来事の重要な部分が記憶にない、何か重要なことが起こったようなのだけど、思い出せない、という一時的な記憶喪失に悩まされてました。
青年期のある時期、精神治療で始めた日記を読み返すことで、その記憶喪失の部分(過去)に戻ることができるという、不思議な能力が現れます。

“バタフライ・エフェクト”とは、“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という例えのカオス理論。

幼馴染の女の子を救うために、主人公が良かれと思って起こした小さなひずみが、恐ろしい未来を引き起こすのです。

なんとも、よく出来たSF物語でした。
先が読めない話でしたね。2時間、目が離せませんでした。展開を追うので、必死。小説で読んだとしても、相当面白かったんじゃないかと思います。
でも、映像化したからこそ、あのホラーっぽさが出たのでしょう。オリジナル脚本だそうで、だからこそ、すごく映像効果が良いと感じたのかも。

ちなみに主人公の青年役、アシュトン・カッチャーは“世界で最も美しい男”に選ばれたらしいですが、私のタイプではないです・・。個人的には、あの順調に成長してた可愛い男の子(7歳:ローガン・ラーマン、11歳:ジョン・パトリック・アメドリ)が何故こんな容貌に!という感じだったのですが。

面白い上に、ラストの切ないハッピーエンドになんともいえない苦さと優しさを感じる、良い映画でした。
怖いっちゃ、怖い映画かなぁ。記憶喪失の部分の、真相が。
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「サイレント・ボイス 愛を虹にのせて」

1987年/アメリカ/監督:マイク・ニューウェル/脚本:デイヴィッド・フィールド/出演:ジョシュア・ゼルキー、アレックス・イングリッシュ、ジェイミー・リー・カーティス、グレゴリー・ペック、ウィリアム・ピーターセン

反核のために、一番好きな野球をやめた男の子。
小さな記事が有名なバスケ選手の目に留まったことから、世界中を巻き込む大きな騒動になる。

想いを行動に移す少年の勇気に感服しました。夢のような話だけど、夢物語ではないと思いたい。小さな行動の一つが、世界を変えるかもしれないという希望を、信じたい。

なんかマイナーな映画のようですが、出演陣は案外豪華ですよね。名が売れるより前の作品なのかな?
「舞台よりすてきな生活」
舞台よりすてきな生活 ディレクターズカット版 [DVD]

2000年/アメリカ/製作総指揮:ロバート・レッドフォード/監督・脚本:マイケル・カレスニコ/出演:ケネス・ブラナー、ロビン・ライト・ペン、スージー・ホフリヒター、リン・レッドグレーヴ、ジャレッド・ハリス、ピーター・リーガート、デヴィッド・クラムホルツ、ジョナサン・シェック、ケイトリン・ホプキンス、スージー・ヨアキム、ブレット・リッカビー、ルシンダ・ジェ

子供嫌いな脚本家の隣の家に、片足に障害を持つ少女が引っ越してくる。最初は、脚本の資料のためにその女の子に近づく脚本家ですが、やがて心を通わせるように。

コメディタッチで、面白かったです。主人公の偏屈さが、気の利いた台詞ゆえにとても面白い。
原題は、『HOW TO KILL YOUR NEIGHBOR'S DOG(あなたの隣人の犬の殺し方)』ですって。あはは、これは映画を見た方なら、思わず笑っちゃうタイトルです。センスいいなぁ!
「マイプライベートアイダホ」
マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版2枚組【初回限定生産 メモリアル・フォト集付】 [DVD]

1991年/アメリカ/監督:ガス・ヴァン・サント/出演:リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴス、ジェームズ・ルッソ、ウィリアム・リチャート

キアヌとリバーの共演ということで、前から見たかった作品。
リバーが男娼のストリートキッズなんですよ!まさに「バナナフィッシュ」のアッシュ・リンクス。傷ついた美しい獣のようなリバーがすごく魅力的でした。

お互い男娼ではあるけど、背負う背景が違う二人。
どこまでも傷ついていくリバーと、変わっていこうとするキアヌの距離がとても切なかったです。
「姉のいた夏 いない夏」
姉のいた夏、いない夏。 [DVD]
2000年/アメリカ/監督:アダム・ブルックス/出演:キャメロン・ディアス、ジューダナ・ブリュースター、クリストファー・エクルストン、ブライス・ダナー、パトリック・バーギン

賛否両論かなぁ・・・でも、私は好きです。
強烈な魅力を放つ、自由奔放な姉のフェイス。ヨーロッパに旅立った先で自殺してしまった大好きな姉の自殺の理由を探るため、フィービーは旅に出る。
フィービーにとって、フェイスがどれだけ輝きを放つ存在だったか。輝きと憧れと多くの謎だけを残して逝ってしまった姉の気配に、フィービーはずっと縛られて生きてきたのでしょう。
姉の足跡を追う旅で、フィービーはフェイスの気配を肌で感じながら、追い続けていく。その、感情のめまぐるしさと、息苦しさ。
やがて、フェイスの元彼のウルフを訪ね、彼から少しずつ、姉が旅の軌跡を聞くことになるのですが・・・
フェイス(faith:信条)というのは、あだ名ですよね?恋人のウルフという名がフェイスによって名づけられたことを言うシーンがあるのですが、この名前が学生運動にのめりこむ彼女たちの看板であり、盾だったわけですよね。陳腐な表現ですけど。
強い意志に輝く彼女と、その盾の脆さとが、すごく印象的です。
フェイスの死の謎を知ることによって、成長していくフィービーの表情の変化がまた、印象的。
誰もが納得する内容ではないと思いますが、人生ってそんなものでしょう。


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