「尼僧物語」
![尼僧物語 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51MutpyYP0L._SL160_.jpg)
1959年/アメリカ/監督:フレッド・ジンネマン/脚本:ロバート・アンダーソン/出演:オードリー・ヘプバーン、ピーター・フィンチ、ディーン・ジャガー
オードリー・ヘップバーン主演の、名作映画。
イマジカで放送されていたので、良い機会だと思って録画して観てみたんですが・・・
名作というものは、時を越えても全く飽きないものですねぇ!
内容的にもとても興味深くて、物語のゆくえがとても気になって、あっという間の2時間30分でした。正直、あの後どうなったのか、もっと観ていたかった。
看護尼になってコンゴへ行くという夢を持って修道院へ入ったガブリエル。しかし、向上心や良心と、修道院での宗教活動とは相容れるものではなく・・・彼女の葛藤を描いた2時間30分。全然長くなかったです。
しかし・・・シスターになるということがどういうことなのか、初めて知りましたよ。本当に人ではなく、神のための道具となるのですね。
まぁ、宗派的なものもあるでしょうけど・・・
正直、自我を捨てるということが、尼になるということが、これほどのものとは思ってなくて、今の私には絶対無理だと思いました。それだけの覚悟はない。日本の武将のなんちゃって入道とは厳しさや覚悟が全然違うなぁ。
宗教に興味を持ったことはありましたが、いや・・・無理だ。私には無理だ。
シスターになるまでの試練や儀式、戒律など、初めて知ることばかりで、すごく興味深かったです。
シスターになる儀式の衣装、本当に花嫁みたいな服なんですね。神の嫁になるんだ。契約の指輪をもらうんですよ。へぇぇぇ
宗教と現実の歪みを感じさせられる映画でした。
うーん・・・難しいですね。彼らの宗教活動を批判するものではなく、世を捨てるということの難しさがすごく感じられました。
特に私は無宗教だからこそ、余計になぁ・・・。
コンゴでの、お医者さまとの関係にすごくドキドキしましたよ。
正直、プラトニックの方が恋愛って萌えるよね(名画に向かって何て言い草・・。笑)。
実話ということなので、本当にあのあとがどうなったのか、気になります。彼女のことだから、さらに自分を厳しい場所に置いたんだろうなぁ・・。悲しい結末でなければいいんですけど。