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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ デラックス版 [DVD]

1998年/イギリス/監督:アナンド・タッカー/出演:エミリー・ワトソン、レイチェル・グリフィス、ジェイムズ・ブレイン、デビッド・モリシー、チャールズ・ダンス

見よう見ようと思いつつ、中々機会がなかったのですが、この度スカパーで放送されたので(やっぱり!笑)、やっと見ることができました。
実在の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。若くして亡くなり、神格化していた彼女の真実の姿を、実の姉と弟が描いた本、「風のジャクリーヌ―ある真実の物語」が原作です。

も、もう・・・
こんなにどっぷりハマった映画は久しぶりです!胸にどっしりズキーンときて、涙が止まりませんでした。
ヒラリーとジャッキー(ジャクリーヌ)の両方からの視点が描かれていたのが、良かった。両方の気持ちがすっごく伝わってきたから。先にヒラリー側を持ってくるのがまたニクイ。ヒラリー側から見たら、ただの我儘娘にしか見えなかったジャッキーが、ジャッキー側のストーリーになるや、その心理が見えてくる。
ジャッキーがチェロを頑張り始めた理由は、ヒラリーと一緒にいるためでした。そうだったなぁ、と後で思って切なくなりました。
冒頭で子供の頃の姉妹が海岸である女性から言われた言葉・・・
冒頭では何を言われたのか伏せてありましたが、それが明らかになったときに、その言葉の持つ重みがすごくずっしりときて、涙が溢れて止まりませんでした。

それにしても、ジャクリーヌ・デュ・プレのチェロ演奏はすごかったです。感情が溢れてくるようで、気持ちがかき乱されるようで。エロスさえ感じましたよ。感情豊かな彼女だからこそ、あの人生だったのでしょう。ヒラリーとジャクリーヌの愛は、普通の姉妹では考えられないような関係でしたが、彼女たちがお互いを想うやり方は、本当彼女たちだからこそなんだなぁ、と感じました。
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「バリー・リンドン」
バリー リンドン [DVD]

1975年/イギリス/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ライアン・オニール、マリサ・ベレンソン

今までに観たキューブリック作品の中ではちょっと異色に思えたのですが。。淡々と語られていく感じと、じわじわと迫る緊張感はやっぱりキューブリックらしい・・のかな?
とにかく長い!3時間くらいありましたね。でも、吸い込まれるように観ました。
壮大な歴史映画です。アイルランドの没落貴族に生まれたバリーは、浮気な従姉に翻弄され、彼女の婚約者と決闘して追われる身となる。そこから始まる彼の長い長い波乱万丈の人生を描いていきます。
とにかく映像が綺麗!自然の鮮やかさと、建物の中の暗さ。古さゆえのかすれ具合さえも味ですね。
歴史映画ということで、衣装もすごかったです。バリーの息子のブライアンが無茶苦茶可愛かったんですけどっ!薄い色素、おかっぱー!
もう一人の息子ブリンドン卿は小さい頃は可愛かったんですけどね・・・大きくなってからの白塗りが非常にキモかったです。当時の貴族って、本当にあんな感じだったのでしょうか。

成り上がって手に入れた爵位。
でも、その称号はバリーを悲劇に落とし入れるものでした。幸せを求めた長い長い人生、最終的に打ちのめされて終わるその人生を思うと、虚しくなります。
「えびボクサー」
えびボクサー [DVD]

2002年/イギリス/監督:マーク・ロック/出演:ケヴィン・マクナリー 、ペリー・フィッツパトリック 、ルイーズ・マーデンボロー 、マドハヴ・シャルマ 、マーク・ベーズリー

愛すべきB級映画ですね(笑)!こういうの、好きです。
全てが安っぽい感じでした。ストーリー展開も主役(?)のえびも。そこがたまらなく良かったですね。
ラストの番組の趣味の悪さったら何(笑)!いいですね、こういうコテコテなのって。。
でもまぁ、一度見たらもういいです。そういうタイプの映画ですね。ハイ、削除~!
「王子と乞食」

1977年/イギリス/監督:リチャード・フレッチャー/出演:マーク・ラスター、オリバー・リード

うわー、これ私が生まれた年の映画ですよ(笑)!モノクロ映画ですよ(笑)!え、その頃ってカラーテレビでしたよね・・?さすがに。
マーク・トウェインの名作、誰もが知っているとのことですが、私は読んだことありませんでした。設定くらいは知ってましたけどね。
面白かったです!
親に盗みをさせられている乞食の少年がうっかり迷い込んでしまった宮殿で、自分と瓜二つの皇太子に会い、皇太子の気まぐれで服を取り替えることによって起きる大騒動。
何か、心臓に悪かったです(笑)。私、ああいうのってヒヤヒヤしちゃって。自分が誰かを騙してるような気になっちゃうんですよね~。
でもまぁ、児童文学ですから、ラストは円満。
ああ、一つだけ気になったことがあるんですけど・・・!知ってる方がいたら教えて!
ネタバレ反転↓
ラストの“物語のその後”で、ネッド国王のお姉さんのエリザベス、25歳のときに女王となり、以来45年の間英国を守り通し・・・って言ってましたが、え、あれ、じゃあ・・・

ネッド国王は!??

25歳ってことは、弟の彼はもっと若いときでしょう。な、亡くなったとかなの!?それともお姉さんのほうが王に向いてると思って王位を譲ったのかしら。でも、国王としてやる気マンマンだったけど・・彼。


王子と乞食の一人二役の少年が、私にはトシちゃんに似て見えました。目元だろうか。“何せトウが立ってしまっている”だの、“無邪気な少年を演じるには歳をとりすぎ”だの色々書かれてましたが、悪くはなかったと思うんですが・・
原作の設定は、もっと少年だったのでしょうかね。だとしたら、また物語の印象が変わりそうです。
「チキ・チキ・バン・バン」
チキ・チキ・バン・バン [DVD]

1968年/イギリス/監督:ケン・ヒューズ/原作:イアン・フレミング/出演:ディック・ヴァン・ダイク 、サリー・アン・ハウズ 、アドリアン・ホール 、ゲルト・フレーベ 、ライオネル・ジェフリーズ

CMなんかで、誰もが聞いたことのある歌。ミュージカル映画です。こないだのスカパー無料放送日にディズニーチャンネルでやっていたので、思わず見てしまいました。
初めて観たのですが、かなり面白かったですヨ!ミュージカル映画ってとても好きなのです。
どちらかというと軽い気持ちで見れる映画です。
そんなに深い内容ではないですが、とにかく夢に溢れてます。途中からのアレ、まさかそうだったとは・・・道理で、急に現実離れしたと思いました。
お城でのドタバタは本当に楽しかったです。
あんなお父さんいいなぁ!
やっぱりディズニー映画はすごく好きです。素直に夢を見られる魔法がかかってますよね。


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