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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「オスカー・ワイルド」


1997年/イギリス/監督:ブライアン・ギルバート/出演:スティーヴン・フライ 、ジュード・ロウ 、ヴァネッサ・レッドグレーヴ 、ジェニファー・エール 、マイケル・シーン

私が好きな作家ワイルドの半生を描いた映画です。
とても雰囲気の良い映画でした。同性愛者ということで投獄され、獄中で患った病気のため、短命で亡くなったワイルドを、優しい目線で描いた作品でした。
ラストは、とても切なかったですね。多くの擦れ違いゆえの悲劇でした。
ワイルドが投獄される原因となった美少年、アルフレド・ダグラス(この名前だけで私はメロメロです)に、ジュード・ロウ。あの屈託のない罪作りな笑顔、ワイルドも惑わされるはずですよ。。
そういえば、この映画にオーランド・ブルームも出演してたらしいんですが・・・ええ!どこ、どこに?!
後で確認してみます。。

**********

オーリ、確認。とりあえず最後のエンドクレジットを見てオーランド・ブルームの名前を探したところ、役名“Rentboy”と書いてある。

・・・え。

レントボーイって・・(男娼のことです)!
あわあわして、それらしき(笑)シーンを探してみたんですが、どうもオーリには見えない(あったんだ・・そういうシーンあったんだ・・。笑)。
それで、ヤフ検索してオーリサイトで探してみたら、開始10分程度で出てるらしい。
あー、なるほどね!ワイルドが馬車を探してるときに含んだ笑いをして近寄ってくる美青年が確かにいた!あれ、レントボーイだったのかー。ちなみに、1分程度の出演でした(笑)。でも、良い笑み具合でしたよvオーリ、この作品が映画のデビュー作品らしいですねー。
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「ベッカムに恋して」
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2002年/イギリス・アメリカ・ドイツ/監督:グリンダ・チャーダ/出演:パーミンダ・ナーグラ 、キーラ・ナイトレイ 、ジョナサン・リス=マイヤーズ 、アヌパム・カー 、アーチー・パンジャビ

最高にハッピーな映画です*
ベッカムはあんまり関係ありませんですよ。
現代っ子と両親、インドとイギリス。世代と文化の違いの板ばさみになりながら、夢をかなえるために頑張る女の子の青春ストーリーです。
強い憧れを持っていても、才能があっても、そのチャンスを得る権利を手にすることが困難な人もいるわけですよね。環境によって、夢を諦める人だっているんです。もちろんその環境だって、今の自分を形成するための大切な一コマ。何を選んでいくかは、自分次第ですよね。人生がハッピーエンドかどうかは、もっともっと先で決まっていくこと。
夢に向かって、何一つ障害がない人なんていませんよね。ジェスが悩んで傷ついて、それでもひたむきにサッカーを愛する姿は、きっと何らかの思いをよびおこすことでしょう。
あのとき、諦めた何かを・・・
「クロコダイルの涙」
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1998年/イギリス/監督:レオン・ポーチ/出演:ジュード・ロウ 、エリナ・レーヴェンソン 、ティモシー・スポール 、ケリー・フォックス 、ジャック・ダヴェンポート

ジュード・ロウの魅力満載の映画でした。彼、すっごく好きというわけでもないですが、カッコイイとは思ってます。個人的にはケ○ストリーのD珍さんに見えて仕方ありませんでしたが。むしろD珍さんの方がジュード好きなのかな。

クロコダイルは、獲物を殺す前に涙を流します。
自分を愛する人の血を飲まないと生きていけない主人公。今まで何人もの女性をその牙にかけている。でも、ある日本当に愛する女性が現れて・・
というサイコホラー。面白かったですが、ジュードのキャラと設定に頼りすぎてる感じがありますね。

(ネタバレ反転↓)
血を飲まなきゃ生きていけないという生き物なのか、そう思いこんでいる殺人犯なのか。どっちなのかなー、と思いながら見ていたのですが、本当に前者のほうだったんですね。なんか、ちょっと何でもアリすぎる気が。
でも、あの終わり方は良かったです。
涙を流すのは、あそこだったんですね。
あのまま彼女だけは助けようとするならば、それはそれで美しい物語だったのですが、最後に本能が出ちゃうのが痛かったです。
しかも、そこで泣くんですものね。あれは、自分を憐れむ涙なのでしょうか。

「僕が何をしても、悪意ではない。」

彼女と会ったころに彼女が話した、箸の話が思い出されますね。
「孔子が地獄を見に行ったら、すごいごちそうが並んでいるんだけど、150センチの長すぎる箸を使わなければいけないので、皆飢えてる。次に天国に行くと、皆太って幸せそう。条件は同じ(150センチの箸)なの。でも、天国ではね・・・食べさせあうの。」
「リトル・ヴォイス」
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1998年/イギリス/監督:マーク・ハーマン/出演:ジェーン・ホロックス 、ユアン・マクレガー 、ブレンダ・ブレシン 、マイケル・ケイン 、ジム・ブロードベント

いやまぁ、ユアン・マクレガー目当てで見た映画でしたが、ヒロインも可愛かったです。私、最初は少年かと思ってました、彼女。中性的な美少年みたいな顔をしていらっしゃいます。おかっぱだしな!
友人が、「ユアンは変な役ばかりだよね。」って言ってましたが、この映画の中でも、鳩だけが友達っていう役どころでした(笑)。

映画の内容的には、私としては“おとぎ話”だなぁ、という感じです(悪い意味ではないですよ)。才能を秘めた自閉症の女の子、亡くなった父のレコードだけを心の頼りに生きる彼女の物語なのですが、心を固く閉ざしていた割には、解決のくだりは簡潔でした。こうも簡単にはいかないだろうとは思いますが、映画ですものね。見終わったあと、スッキリ心が軽くなる映画です。
「輝きの海」
輝きの海 [DVD]

1997年/イギリス・アメリカ/監督:ビーバン・キドロン/原作:ジョセフ ・コンラッド/出演:レイチェル・ワイズ 、ヴァンサン・ペレーズ 、イアン・マッケラン 、キャシー・ベイツ 、ジョス・アックランド

予備知識なく見たんですが、予想以上に面白かったです。
ロシアの深い山間部族の青年が乗ったアメリカ行きの移民船が難破して、イギリスのコーンウォール地方に流れ着きます。
よそ者を嫌うイギリスの村人たちは、彼を決して受け入れません。
そんな彼が、出生の秘密によって村の中で孤立した女性に出会って、運命的な恋に落ちる。というお話。
話的には暗いですが、妙にドキドキして目が離せませんでした。
ヒロインは、台詞がほとんどないにもかかわらず、その感情が取って感じられるよう。ロシアの青年は、どんな扱いを受けようと強靭な精神力で強く強く生きる。そんな二人のラブストーリーは、非常に熱情のこもったもので、見てる方が恥ずかしいくらいでした(笑)。やー、トキメキました。
ラストは、本当思いがけないです。
とても暗い話ですが、綺麗なおとぎ話でまとまってます。
海のすぐ側の村ということで、広大な自然の映像がすごく沁みました。キッレー・・!いいなぁ、イギリス~!


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