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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ハイジ」
ハイジ [DVD]

2005/イギリス/監督:ポール・マーカス/原作:ヨハンナ・スピリ/出演:エマ・ボルジャー、マックス・フォン・シドー、ジェラルディン・チャップリン、ダイアナ・リグ、ポーリン・マクリン

公式ページ:ttp://www.heidi-movie.jp/

ハイジの実写映画。自然がすっごい綺麗!!
深い自然の中、走り回るハイジ役のエマちゃんがすっごい可愛かったです。あの長い話を2時間にまとめてある分、終わったときに「え、もう終わり??」とびっくりするくらい駆け足に感じますが、絶対にこのシーンはいる!と思っていた場面はちゃんと全部入ってましたよ。
天真爛漫なハイジが、本人も知らないうちに周りを幸せにして、奇跡をいくつも起こしていくのが、本当に心が暖まる思いでした。
個人的には、実写版のほうが好きかなぁ。
アニメのハイジは、ちょっとキャラクターが強すぎなのかも。エマちゃんのハイジは、本当に自然です。普通の女の子なんですよ。
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「ミリオンズ」
ミリオンズ スペシャル・エディション [DVD]

2004/イギリス・アメリカ/監督:ダニー・ボイル/出演:アレックス・エテル、ルイス・マクギボン、ジェームズ・ネスビット、デイジー・ドノヴァン、クリストファー・フルフォード

公式サイト:ttp://www.millions-movie.net/

母親を亡くして、引越しして新しい生活を始めようとするパパと幼い兄弟。
ある日、小さな弟が作ったダンボールの家の上に、大金の入った袋が落ちてきました。
税金がかかるから届けずに全部使ってしまおうという兄アンソニー(10歳)、きっと神様の贈り物だと思う弟ダミアン(6歳・・だっけ?)。
しかし、ちょうどイギリスはポンドからユーロに変わる時期で、12日後にはポンド紙幣は使えなくなってしまう。
この兄弟は12日間で、どうやって22万ポンドもの大金を使い切るのか。

とにかく、映像がポップな配色でキレイ。
こういうの好みなんだよなぁ(笑)。小学校の制服の色とか、体育で使用してたでっかいボールの赤(記憶では・・)とかが、すっごい映えてて、綺麗でした。

そして、兄弟が可愛い!
現実主義でしっかり者のアンソニーの、10歳とは思えない発言の数々に笑いました。すごいなー、この子。
パパに「本当にオレの子か?」って言われたシーンは本当に可笑しかった!きっと、キレ者の大人に成長してくれることでしょう。
弟のダミアンは何故かキリスト教の聖人に詳しくて、妄想なのか幻なのか、本当に見えるのか分かりませんが、やたらと聖人に話しかけられます。
ただ、妙に小知恵のようなものを授けてたりもするので、もしあの聖人たちが妄想だったら、あの小さなダミアン、すごい子なんですけど・・!
神様の贈り物だと信じるダミアンは、正しい使い方をしたい、と貧しい人々にお金を寄付して回ります。
幼いゆえに、「その人に言っちゃダメー」「わー、あげるべき人はその人じゃないよ!」と思わず焦ってしまうこともありますが、ダミアンのまっすぐな瞳は本当に可愛い。

小ずるい感じのするアンソニーも、本当はちょっと(?)変わったダミアンをいつも心配する優しいお兄ちゃん。
スリルと楽しさと、暖かさを感じる、とても良い映画です。
「プライドと偏見」
プライドと偏見 [DVD]

2005年/イギリス/監督:ジョー・ライト/原作:ジェーン・オースティン/出演:キーラ・ナイトレイ、 マシュー・マクファディン 、ドナルド・サザーランド 、ブレンダ・ブレッシン

原作が大好き。
ということで、かなり審査眼は厳しかったと思います(笑)。や、でも、とっても良かった!!!
絵になる映画でしたね。風景と建物と人物のバランスが、どのシーンを切り取っても絵になる感じでした。
2時間にまとめあげなくてはいけないので、色々省いてあるだろうなっていうのは予想してましたけど、上手くまとめてあったと思います。
個人的には、5女のリディアのことをリジーがあんまりひどく言うのが嫌だったので、その辺りがあっさりしてたのは喜ばしい。
まぁ、当時、それをやることは現在では犯罪者扱いなのかもしれませんけど。もうちょっとリディアの心配しろよ。精神的に幼い子供なんだからさ。そう育てたのはあんた達なんだからさ。と、本に向かってブツブツ言いましたもん。
映画のラストでも、ちょっとパパがひどいこと言ってましたけどね。
その一言、いらん!娘は平等に愛せ!
国も時代も違う昔のこと、現代の常識で見たら変なこともあるのでしょうけども。

リジーは、気が強いけど地味イメージなので、キーラは華やかすぎだな、と感じました。綺麗でしたけどね。
でも、ダーシー氏は中々良かったです。あの暗い目がたまらん!
眼力の強さは、コリン・ファース(ドラマ版のダーシー役)にはちょっと負けるかな。でも、不器用な優しさ加減がとてもステキでした。

個人的に萌えたシーン。
ヒングリー家での舞踏会で、ウィッカム氏を探すリジー。キョロキョロして歩き回るリジーの後ろを、通りかかったダーシーがさりげなさを装いながらしっかりとリジーの後姿を視線で捕らえてました。その 目線の強さ ったらもう・・・!!
ドキューンと私の方が射抜かれましたよ。リジーは気づいてないけど。私でごめん(笑)。
まぁ、ダーシーもリジーを探してたんだろうけどさ。
ちくしょう、あのシーンだけでこの映画は成功だ(笑)。ダーシー氏の魅力を最も有効に表現したシーンでした。
「小さな恋のメロディ」
小さな恋のメロディ [DVD]

1970年/イギリス/監督:ワリス・フセイン/原作・脚本:アラン・パーカー/出演:マーク・レスター、トレーシー・ハイド、ジャック・ワイルド、シェイラ・スティーフル

パブリックスクール。素直で大人しいタイプの転校生の男の子が主人公。親友は貧しい家庭の、アウトローだけど大人びたところのあるワイルドな男の子。ある日、バレエの授業を覗いた主人公の男の子は、メロディという髪の長い女の子に心を奪われる。

なんちゅうツボ単語の羅列だ!!!

これは、日本で大ヒットするはずの設定ですよねぇ(笑)!
ちなみに、英国では散々に言われ、米国でもヒットはしなかったらしいです。
まぁ、散々に言われる理由も分からなくはないですが・・・
深いテーマはないですが、とにかく純粋さを忘れてる大人にとって、スノードームに入れて閉じ込めてしまいたい時間になるでしょう。
ただただ、想いに純粋で、キラキラしてて。
あのラストにはちょっとびっくりしましたけどね。大抵の映画だったら、あれで終わりってことはないでしょうね。でも、だからこそ閉じ込めておきたい時間なのです。見せるのは、あそこまででいいんです。

いやぁ~~ビジュアル的に超ツボだった~vv
メロディ、姫カットですよ(笑)。
「アラビアのロレンス」
アラビアのロレンス【完全版】 デラックス・コレクターズ・エディション

1962年/イギリス/監督:デヴィット・リーン/出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、ジャック・ホーキンス、ホセ・フェラー、アンソニー・クェイル、クロード・レインズ、アーサー・ケネディ、オマー・シャリフ

なんと3時間40分の大作!!
世界遺産並の歴史映画。これを観ずして映画は語れない!と多くの方が言われているし、アラブにも興味があったので、観てみました。
実在の人物、T・E・ロレンス。トルコ支配下のアラブを導いて、解放に成功した人です。軍人であり、探検家、考古学者。学者肌でありながら、軍人のしての才能にも長けていたようです。
私、映画観終わるまでチャタレイ夫人の作者だと思ってたよ(D・H・ロレンスでした)!!観終わった後で、彼のことを調べて判明。そういえば、前にも「あ、違う人なんだ」って思った気がするなぁ。

自らの信念に基づき、見事に敵を打ち砕いていく。不可能を可能にする。
アラブ人たちにとって、カリスマ的な存在になっていくロレンス。
でも、人の生死の分かれ目の最前線にいることで、彼の精神はだんだん病んでいく。
電車の上で陽光を背に受けて立つシーンは本当、神のようでした。
でも、彼はカリスマであっても、神ではない。
前半のカッコよさと後半の病み具合が、英雄の光と影を見るようでした。後半の彼の表情・・・すごかった。

アラブの人たちが彼を“オレンス”って呼ぶのも何か可愛かったです。

蛇足?ですが、観た後に調べて分かったこと。(↓ネタバレ反転)
トルコ兵に鞭打たれて心挫けそうになった経験が、彼の精神崩壊の転機の一つだったと思うのですが。
どうやら彼はM気質らしく、むしろそのときに目覚めてしまったらしい・・・(汗)。“あのときに純潔を捧げてしまった”と著書で書かれていたようです。そ、そういうシーンだったのかあれは・・・
明らかにアイツが待ち構えてたからさ、ヤられないために必死で気丈に抵抗したシーンだと思ってた(汗)。


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