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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「Dear.フランキー」
Dearフランキー [DVD]

2004/イギリス/監督:ショーナ・オーバック/出演:ジェラルド・バトラー,エミリー・モーティマー,ジャック・マケルホーン,シャロン・スモール,メアリー・リガンズ

ステキな映画でした。興奮して、泣けて、愛しくなる映画です。

難聴の男の子、フランキー。
フランキーは祖母と母親と三人暮らしです。父親は、船に乗っていて、フランキーと父親は、文通で結ばれています。
でも、本当は。
フランキーの手紙が届く先は、私書箱。フランキーに返事を書いていたのは、フランキーの母親なのでした。

いやね~、「銀河鉄道の夜」のザネリを思い出させるような、イヤな友達がいるんですよ。そいつが、新聞で、父親が乗っていることになっている船が、彼らが住む町に上陸するっていうのを見つけてきたために、フランキーの母親は、父親役の男性をお金で雇うことを決心します。

フランキーのしたたかさ(強さ)と無邪気さ。何も話さない分、全て表情で語ります。穏やかに周りを見つめる目は、人々の同情の目すらも超越してるように見える。
本当にいい子でした。
パパに会えて嬉しそうな彼の表情に、すごく癒されましたよ☆

ママと、雇われパパの微妙な関係にも、すっごくドキドキしましたv「ああっ・・・ああーー!」と、何度ももどかしさにキュンキュンしましたもの。

観た後で、幸せな気持ちになる映画です。すごく好き!!
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「ラヴェンダーの咲く庭で」
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2004年/イギリス/監督:チャールズ・ダンス/出演:ジュディ・デンチ 、マギー・スミス 、ダニエル・ブリュール 、ナターシャ・マケルホーン 、ミリアム・マーゴリーズ 、デヴィッド・ワーナー

記憶喪失のピアニストらしき青年が海岸に流れ着いた事件がありましたよね。あのときに、シチュエーションが似てるだのなんだのって、ちょっと話題になった作品。っていうか、あの事件どうなったんだっけ?
老姉妹二人が静かに暮らす、海辺の町。嵐の後のある朝、海難事故に遭った美青年が浜辺に倒れているのを姉妹が見つけ、看病するのですが、孫ほどの歳の違いのある青年に、妹は胸が騒ぐ。
何が凄いって、ベテラン女優二人の名演です・・!ジュディ・デンチの老婦人ながら女の感情、まるでピュアな初恋のような切ない感情を露にする名演技。マギー・スミスの、落ち着いた演技の中で、妹の中の女の感情に気づくちょっとした感情の動きとかが、本当にすごい。
人生の深みを感じさせる演技でした。こういうのは、若い人にはできませんよ、ホント。
流れ着く青年と、彼のバイオリンの腕を見込んで近づく画家の女性の若々しい演技も良かったですけど、老婦人たちの存在感には断然負けます。
青年役のダニエルも素敵でしたけどね。若者のエネルギーに溢れてる。
ダニエル、「グッバイ、レーニン」に出てる彼ですね。好きな俳優さんです。
ダニエルと、老婦人宅で働く年寄りのメイドさんとのバトルも面白かったなぁ(笑)!いたずらっこダニエル(笑)。やー、若いわ!家の中の色を変えるほどの輝きを持つ青年でした。
かなり、好きな映画です。
「トリストラム・シャンディの生涯と意見」

2005/イギリス/原作:ローレンス・スターン/監督:マイケル・ウィンターボトム/出演:スティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン、スティーヴン・フライ、ジリアン・アンダーソン

日本では劇場未公開、イマジカでの放映のみです。
原作自体が奇作で、真剣におバカやってる話です。大学で講義受けたんですが、主人公が中々生まれないの(笑)。映画化は絶対無理と言われてた作品のようですが・・・完成した映画も、前代未聞です。こういう表現もあるんですねぇ!
「いつか晴れた日に」
いつか晴れた日に [DVD]

1995年/イギリス・アメリカ/監督:アン・リー/原作:ジェイン・オースティン/出演:エマ・トンプソン 、アラン・リックマン 、ケイト・ウィンスレット 、ヒュー・グラント 、グレッグ・ワイズ

ジェイン・オースティンの「分別と多感」の映画化。
分別をもった言動をもって、いつも淑女として振舞うエリノア。自らの感情を閉じ込め、いつも毅然とした態度で臨む彼女。
一方自分の情熱に正直に生きる奔放な妹マリアンヌ。最初はこの姉妹のことかと思っていたのですが(分別と多感)、きっとこれはエリノアの中に潜む二つの面のことなのですね!二律背反*
もう、ドロドロなんです。心の中にドッロドロ。(ネタバレ反転→)ずっと耐えてたエリノアが、ラストで真実を知って感情を吐き出すように泣き出したシーンがごく印象的でした。
ああいう、感情渦巻く物語ってすごく好きです!
イギリスのあの頃(18世紀?)の女流作家ってそういう、潔癖さの中で自らの感情と闘うような、ドロドロした作品が多かったですよね。イギリス淑女って、すごい黒い地味な服と教区、地味っていうイメージが強いのですが、そういう日本の田舎みたいなしっかりした枠組みの世界の中で、ああいう本を執筆するほどの熱を内に秘めてたんだなぁ、と思います。
「ブリジット・ジョーンズの日記」
ブリジット・ジョーンズの日記

2001年/アメリカ・イギリス/監督:シャロン・マグアイア/原作:ヘレン・フィールディング/出演:レニーセルヴィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース

30代独身、太り気味でヘビースモーカー、そんなブリジットの等身大の魅力満載の映画です。
今年こそ素敵な男性をゲットしようと決意するブリジット、そんな彼女に、以前から気になる上司ダニエルからセクハラメールが届いたことがきっかけで、急展開。ドジで失敗ばかりするブリジットの奮闘ぶりが可愛くてたまらない、そして共感せずにいられない映画です(笑)。
俳優陣がツボでしたvヒューがやっぱりヘタレで(友人がイヤらし~い上司という表現をしてましたが、そのとおりでした。笑)、
何でああいう役が似合うんでしょうねぇ、ヒュー・グラント。
でも、イチオシはコリン・ファース!!わ、わぁ!この人ってこんなにカッコ良かったんだ!っていうくらいに惚れました。
あの目線がたまりませんvvvイヤだ、そんなに見つめないで下さいよってくらいに視線が強いんです(笑)。素敵vv
いやまぁ、ね、確かに現実味はあんまりないかもしれませんし、ベタっていえばベタなんですけどね。。ベタが何だ!映画なんだから楽しければいいんですよ!エンターテイメント映画としては最高でした。純粋に楽しかったです!


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