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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「虹の女神」
虹の女神 Rainbow Song [DVD]

2006/日本/監督:熊澤尚人/原案・脚本:桜井亜美/出演:市原隼人、上野樹里、蒼井優、酒井若菜、鈴木亜美、相田翔子、小日向文世、佐々木蔵之介

公式HP:ttp://rainbowsong.jp/start.html

「終わったのは、私だけだった。」

冒頭でヒロインが亡くなってしまうという、前知識なしで観たら、ちょっと驚いてしまう映画。私は、前知識は全然ありませんでしたよ。
主人公の市原隼人が、どちらかというと不器用で流されやすくて、ダメタイプの男の子なのですが、この子のボソボソ喋る感じが、すごく自然で良かったです。聞き取りにくいけど。本当、なんていうか・・大学時代に出会う男の子、という感じ?
冒頭で亡くなるヒロインに、上野樹里。この子も、普通にそこら辺にいそうな感じで、良かったですね。私とは、ちょっとタイプが違いますけど。
あおい(上野樹里)が飛行機事故で亡くなったという知らせを受けても、智也(市原隼人)の感情ははっきりしません。
それほど悲しんでいるようにも見えず。
あおいの気持ちにも自分の気持ちにも鈍感な智也という像が、あおいとのエピソードが少しずつ語られていくことによって、見えてきます。
あおいの妹、かな役に、蒼井優。盲目という設定が手伝ってか、彼女から見える二人こそが、本当の二人の想いのように思えます。
あおいの遺体を引き取りにいくとき、かなが智也に縋って、「一緒に来て欲しい」と泣いて頼むシーン。
ただただ、どうすればいいのか分からず立ち尽くす智也。
このシーンを、冒頭に近い部分で見せられたことで、私はかなの視点で二人を見守っていたような気がします。
ラスト近く、かなが言った一言が、効きますね。
バカだなぁ、お姉ちゃんも、岸田さんも。

映画研究会であおいが撮った映画、あの映画の中に、あおいの本音が詰まっているようで、胸が潰れる思いでした。

千鶴さんとのエピソードは、好きです(笑)。笑うシーンよね?いいな、あれちょっとやりたい(「私のハートにコール」・・だっけ?笑)
ああいうのに流されてしまう智也の性格がまた・・・。
智也らしい、と思っちゃったのが、製作側の思うツボなんでしょうね(笑)。
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