「ベニスに死す」
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1971年/イタリア・フランス/監督:ルキノ・ヴィスコンティ/原作:トーマス・マン/出演:ダーク・ボガード 、ビョルン・アンドレセン 、シルヴァーナ・マンガーノ 、ロモロ・ヴァリ 、マーク・バーンズ
永遠の私の憧れ、ビョルン・アンドレセン。
天使のような性を超えた美貌なんだけど、どこか挑発するような目。遠くを見るような瞳が、彼の可能性を示すようで、とても眩しい。
作曲家の、遠くからビョルンを追う視線のカメラワークがたまらないです。
それにしても、主人公の作曲家が、コント中の遠藤○造に見えて仕方ありませんでした。あの化粧はやめたほうがいい。
ヴェニスの町の疫病と荒廃、作曲家の身体が少しずつそれに侵されていく中で、タージオの一家はただただ、白い輝きを放っている。若者の、生きる輝きを放っている。
タージオ(ビョルン・アンドレセン)は、作曲家の想う純潔のイメージなんですね。
色々思うところはありますが、まー、とにかくビョルンに恋しそうで大変でした。これ、彼自身の魅力もありますが、恋する視点のカメラワークのせいもあると思います、絶対。。
ビョルンのせいで、ほかに感じるべき作曲家の心の動きなんかを見落としてる気がします(笑)。落ち着いて見れなかったー(笑)!
文字で読めば落ち着いて物語に没頭できるかな(笑)!
わわ、あの化粧って、死化粧だったんですね・・(言ってた?水玉、ビョルンに見惚れて聞き逃してた?笑)!それを知っていれば、随分と違う印象ですよ、あのラスト。