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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「あこがれ美しく燃え」
あこがれ美しく燃え [DVD]

1995 /スウェーデン・デンマーク/監督・脚本:ボー・ウィデルベルイ/出演:ユーハン・ヴィーデルベリ、マーリカ・ラーゲルクランツ、トーマス・フォン・ブレムセン、カリン・ハルト、ビョルン・キェルマン

タイトルは、卒業式などで歌う唱歌の一節らしいです。
美人教師と生徒の少年の不倫関係という、うーわーな設定の物語なんですが(笑)、“萌え”な話ではありませんでしたよ。そういうことで頭がいっぱいな思春期の少年が新任の美人教師のうなじなんがに欲情する姿さえも、いやらしいものではなくてむしろ潔癖さが見えるような。神格化するような視線というか。まだ、まっさらな少年ですから。
少年が女性教師に突然キスしたことから、二人の関係は泥沼不倫になるのですが、後に少年は彼女の夫とも親睦を深めていくことになります。
少年が成長していく青春ストーリーですね。憧れの視線で女性教師を見つめていた頃と、ラストとでは彼の表情がすごく違います。
やー、それにしても彼が裸の上にローブだけ着てる姿は色っぽかったです。子供みたいな彼が着てるから余計にアンバランスというか、似合わなくて色っぽいんですよね。あら、変態発言(笑)?
飛行機がすごく象徴的で、印象に残りました。あのエピソードが入ることで何かの区切りがあったような感覚を覚えます。

それにしても、この作品が遺作となった監督さん、主演の男の子はこの映画の監督さんの息子さんらしいです。自身の姿を投影したということなのでしょうか。思い入れがあったからこそ、息子に演じさせたのでしょうけども、親としてこの役の彼を見るのは複雑なのではないかと思うんですけどもー。そういうことを考えてしまうのは、野暮ですね(苦笑)。
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新潮文庫の100冊 2010
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