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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「彼女を見ればわかること」
彼女を見ればわかること [DVD]

1999年/アメリカ/監督・脚本:ロドリゴ・ガルシア/出演:グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス

5つのストーリーのオムニバス。女性の“孤独”をテーマにしてる作品。淡々と描かれていて、サラリとした話なんですが、その心情の揺れの大きさというのがすごく伝わってくる作品でした。
かなり豪華な女優陣のキャストで、皆様脚本に惹かれて是非演じたいと集まってこられたそうですが、それ、すっごい分かります。それだけ、脚本がすごいです。男性が書かれたというのが信じられません。女性というものをすごくよく理解されてますね。女の私でも、多分今の年齢だからこそここまで彼女たちの揺れが分かるんだと思いますもの。
3話目が、私としてはとても気になりました。あの年齢になったとき、何を思いながら生きるか・・・それは想像の範囲でしかないですが、これから年齢を重ねて先に待つものがああいう思いだとすると、切ないですね。
この作品は“女性”ならではの思いということでしたが、女性だけでなくて、人間というものは孤独を何度も乗り越えて生きていくものです。
孤独を癒すことを誰かに求める限り、永久に孤独であり続けるのかもしれません。
映画の主人公たちは、必死で自分なりに先へ進もうとしてます。だから、どんなに切ない物語でも、ラストには何だか優しい気持ちになってるんですね。
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新潮文庫の100冊 2010
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