「カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~」

2006年/舞台/ナイロン100℃/作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ/出演:犬山イヌコ/みのすけ/峯村リエ/三宅弘城/大倉孝ニ/安澤千草/廣川三憲/村岡希美/喜安浩平/植木夏十/眼鏡太郎/廻飛雄/山崎一/三上市朗/小松和重/馬渕英俚可/市川しんぺー
ナイロン100℃の舞台を観るのは初めて!広島に来てくれることってないですもの!
山崎一さん(写真左)目当てで観に行きました。あと、大倉孝ニさんもね。
4時間。長かったです・・・。終わったら22時20分でしたもの。家に着いたのは23時過ぎ。大興奮だったので、感想書きたかったんですが、ネット開く時間もありませんでした。
昨日は仕事を無理矢理終わらせるために一日中走り回っていたので、疲れきっていたのですが、そんな身体にムチ打つほどに笑い続けた4時間。帰る頃にはすっごい疲労が(笑)。身体を動かす原動力は興奮だけでしたよ。
再演に再演を重ねた名作。今回が4回目の再演らしいです。
ストーリー的には、認知症になった祖父の頭の中の夢の世界と現実の世界、二つのストーリーが同時進行していくカタチで、ちょっぴり切なくもあるのですが、ストーリー進行は息をつかせぬほどの笑いの連発。最高に楽しかったです。
認知症の祖父役が山崎一さん、祖父の頭の中の“ぼく”である少年役にみのすけさん。二人は同一人物であるというのを客席に悟らせながら、お話は進みます。
山崎一さんが・・・んもう、最高でしたねvv
もともと大好きなのですが、今回の山崎さんはもう、本当すごい人だと思いましたよ。あの間の取り方、絶妙です・・!
可愛いって言ってはいけないのかもしれませんが、認知症で心が少年に戻っているおじいちゃんの突拍子もない可愛い言動に、愛おしさを感じずにいられませんでした。ま、実際可愛いだけでは済まされないんですけどね・・現実問題として、あれだけではないんですけどね・・
厳しかった父の変わり果てた姿を見て涙を堪えきれぬ様子の息子、大倉孝二。
あらすじだけ語ると切ない話なんですが。。何故か会場内常に爆笑の渦。山崎さんがカラフルメリィについて語る場面だけでしたね、場内シーンとして聞き入っていたのは。
人生は切ないかもしれないけど、それぞれ愛おしい。
余談ですが、脚本・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ。パンフを見るまで外国人だと思っていたのは内緒です(笑)。だってありそうな名前じゃないですかー!それにしては内容が内容だとは思いましたけど。
KERAさんって言ってくれたら分かったのに。