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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「くるみ割り人形」
ボリショイ・バレエ/1978年/チャイコフスキー/出演:マクシーモワ、ワシーリエフ等

AMPの舞台とはやっぱり全然違いましたね。原作に忠実です。
それはそれで、すっごい面白いです。
おもちゃの動きがすごく可愛いんですよぅ!くるみ割り人形が、ブッサイクでもう(笑)!

あのシーン、どうなるかなぁと楽しみにしてましたが、

出ましたネズミ!!!
ちゃんとネズミでしたよぅ!悪玉のネズミの王様で、いかにも悪っぽい動きだったのですが、それがまた可愛くて可愛くて(笑)!
くるみ割り人形ののろいが解け、王子様の姿に変わる瞬間、沸き起こる拍手。あ、拍手ってそこなんだ。あのペイントをどうやって一瞬で取ったかっていうところなのかしら?
クララ役の女性の動きがすっごく初々しくて、可愛かったです。ロウソクと寝巻きがすっごいツボでした。
とにかく衣装がすごかったです。それぞれのお菓子の。
おもちゃ箱をひっくり返したような世界、本当夢のようでしたよ~vv
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「3人姉妹」

バレエ/チェーホフ原作/英国ロイヤルバレエ団/出演:ダーシー・バッセル,ヴィヴィアナ・デュランテ,若き日のアダム・クーパーも出てます。

舞台のビデオ化という感じでしょうか。無言ではあるのですが、妙にドラマっぽく仕上げてあるのが、妙な違和感でした。
正直な話、これを観たいと思ったのが、軍服バレエに魅かれたという(笑)、真に不純な動機なのですが。。とてもステキでした。
全然ストーリーを知らずに観たせいで、一体何が何やら分からなかったんですけども、どうやら
「政ロシア末期、田舎暮らしの3姉妹が首都モスクワにあこがれ、厳しい現実に苦悩しながら、やがて希望を見いだしていく」
という話だったらしいです。
長い衣装で、女性らしい仕草の踊りで、すごく綺麗でした。ほんっと、腰の位置高すぎだよ!

翻弄されたのは、男の人のほうか。
ラスト近くで、決闘シーンがあるのですが(これ!これ!これ目当て!(笑)雪の中、傘持って射ち合うんですー!ちなみに、アダム・クーパーが勝ちます。)、その後、黒い服で身を包んだ彼女たちがそっと寄り添ってラストを迎えます。
厳しい寒さの中、3人で寄り添いながら見上げるシーンは、とても切なかったです。
「イケニエの人」


2004年/作・演出:松尾スズキ/劇団「大人計画」/出演:阿部サダヲ、宮藤官九郎、猫背椿、村杉蝉之介、田村たがめ、荒川良々、松尾スズキ

唯一、誰にも食べられない人間て生き物は、
「神様の食べ物」なのかも知れないな
              (チラシより)


スカパーで年末にやってたスペシャル。人気作品の一気上映ということで、私はこの舞台だけを録画して観ました。大人計画の俳優さんが好きっていうのもあるんですが。松尾スズキさんが可愛いんですよね~。今回もステキなダンスが見れました(笑)。
大人計画の舞台は、「ドライブインカリフォルニア」に続いて、2回目。なのですが、どうもこの作品は「ドライブイン・・」とは一味違う感じでした。どこが?と聞かれると困るんですけど(笑)。。
共通するのは、狂気のような悲劇の世界、それを最高の喜劇で表現するというところでしょうか。
まぁちょっとあの、下ネタが多くて少し引き気味だったのもあるかも(笑)。本当、舞台って下ネタ多いですねぇ。たまには下ネタのない舞台が観たいよ(笑)。私が選ぶのが、シュールなのが多いせいかもしれないですけど。そういうのも好きなんだもん!
ストーリー的には、ある温泉旅館の隣にスペースシャトルの発射台が建設
されはじめ、名物とされていた緑の温泉が出なくなってしまい、旅館はバビロンというレストランチェーンに買収される。そこでの研修中の出来事・・かな。それぞれのキャラクターの背景がすごくって、それぞれでおなか1杯になる感じでした。なのでまぁ、どこが軸なのか分かりにくいところはあったかな。
随所にギャグとネタが満載で、終始笑いっぱなしでした。時事ギャグだったので、上映当時観たらもっと面白かったかも(アレグリアとか紳助さんネタとか)。
多分、下ネタも舞台の上でちゃんと観たらそんなに気にならないんだろうな。テレビで冷静に見てるからいけないんだ(笑)。
どうしようもない人ばかりなんですが、このような大きな悲劇を生み出した後でも、何だか愛しく感じてしまうのは、彼らが一生懸命愛しているからかもしれません。
面白かったです。今度はちゃんとナマで大人計画の舞台を見たいな。
「カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~」


2006年/舞台/ナイロン100℃/作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ/出演:犬山イヌコ/みのすけ/峯村リエ/三宅弘城/大倉孝ニ/安澤千草/廣川三憲/村岡希美/喜安浩平/植木夏十/眼鏡太郎/廻飛雄/山崎一/三上市朗/小松和重/馬渕英俚可/市川しんぺー

ナイロン100℃の舞台を観るのは初めて!広島に来てくれることってないですもの!
山崎一さん(写真左)目当てで観に行きました。あと、大倉孝ニさんもね。

4時間。長かったです・・・。終わったら22時20分でしたもの。家に着いたのは23時過ぎ。大興奮だったので、感想書きたかったんですが、ネット開く時間もありませんでした。
昨日は仕事を無理矢理終わらせるために一日中走り回っていたので、疲れきっていたのですが、そんな身体にムチ打つほどに笑い続けた4時間。帰る頃にはすっごい疲労が(笑)。身体を動かす原動力は興奮だけでしたよ。

再演に再演を重ねた名作。今回が4回目の再演らしいです。
ストーリー的には、認知症になった祖父の頭の中の夢の世界と現実の世界、二つのストーリーが同時進行していくカタチで、ちょっぴり切なくもあるのですが、ストーリー進行は息をつかせぬほどの笑いの連発。最高に楽しかったです。
認知症の祖父役が山崎一さん、祖父の頭の中の“ぼく”である少年役にみのすけさん。二人は同一人物であるというのを客席に悟らせながら、お話は進みます。
山崎一さんが・・・んもう、最高でしたねvv
もともと大好きなのですが、今回の山崎さんはもう、本当すごい人だと思いましたよ。あの間の取り方、絶妙です・・!
可愛いって言ってはいけないのかもしれませんが、認知症で心が少年に戻っているおじいちゃんの突拍子もない可愛い言動に、愛おしさを感じずにいられませんでした。ま、実際可愛いだけでは済まされないんですけどね・・現実問題として、あれだけではないんですけどね・・
厳しかった父の変わり果てた姿を見て涙を堪えきれぬ様子の息子、大倉孝二。

あらすじだけ語ると切ない話なんですが。。何故か会場内常に爆笑の渦。山崎さんがカラフルメリィについて語る場面だけでしたね、場内シーンとして聞き入っていたのは。
人生は切ないかもしれないけど、それぞれ愛おしい。

余談ですが、脚本・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ。パンフを見るまで外国人だと思っていたのは内緒です(笑)。だってありそうな名前じゃないですかー!それにしては内容が内容だとは思いましたけど。
KERAさんって言ってくれたら分かったのに。
「BIGGER BIZ~絶対絶命!結城死す?~」


2003年/舞台/AGAPEstore/作:後藤ひろひと/演出:G2/出演:松尾貴史、三上市朗、八十田勇一 、松永玲子、坂田聡、後藤ひろひと、粟根まこと(声の出演)

前作の続き。副題の結城(粟根まこと)は前作で幽霊会社宮原木材の電話番社員。健三(松尾貴史)に人生を翻弄されてきたので、彼の名前を聞いただけで発狂するくらい彼を憎んでいる。で、発狂しちゃったところから物語が始まるので、今回彼はシャワールームから聞こえる声のみ。
今回は、なんというか・・・前作で出来上がった彼らの世界というか、パターンがあるので、観てる側も色々期待しながら見るという楽しみがありましたね。由美かおるが毎回お風呂に入るみたいな(ちょっと違う?笑)。あれがくる、あれがくるっていう感じの。
出演者それぞれが非常に個性的で、本当飽きさせない舞台でした。


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