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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ニライカナイからの手紙」
ニライカナイからの手紙 [DVD]

2005/日本/監督:熊澤尚人/出演:蒼井優 、平良進 、南果歩 、金井勇太 、かわい瞳 、比嘉愛未

竹富島の色彩溢れる風景。
小さい頃に家を出て行ってしまった、離れて暮らす母親から、誕生日に毎年届く手紙。
高校を卒業した風希は、父親の形見のカメラを手に、母親のいる東京へ出て行く。

とにかく、主人公の風希、ていうか蒼井優がすんごい、いい。
彼女が画面のどこかに出ているだけで、何故かとても瑞々しい気分になります。自然に溶け込むような女の子なのに、目が追いかけて離せません。
そして、竹富島の溢れる、色、色、色・・!画面から、空気や匂いまで伝わってくるようでしたよ。

ストーリー的には、途中で、「ああ、もしかしたらそうかな・・」と思わせる部分もあり、予想できる展開ではあったのですが、分かっていた展開のはずなのに、嗚咽を漏らすほど泣きました。
ネタバレ反転↓
母親からの最後の手紙や、それまでの手紙を読み返すシーンなど、もう、暖かさと切なさとが混じって、嬉しいような悲しいような、とにかく感情が溢れて止まりませんでした。
でも、一番胸に来たのは、家に駆けて帰ってきた風希が、ひととおり泣いた後にぼんやりしているところに、島の人たちが大勢集まってきて、一人一人風希に声をかけていくところ。
島の人は皆、この日が来るのを知っていたのでしょう。
そのときに、島の全員で風希を守れるよう、いつもいつも風希のことを見守っていたのでしょう。
なんて、暖かいんでしょう。
人の優しさが、こんなに胸を打つなんて。

風希の、「ありがとうね。」っていう言葉がすごく好きでした。
早朝に、皆が竹箒で家の前を掃くシーンもとても好きでした。決まりというわけでもなく、そうするのが当然、のような。
短パン掃いた若い女の子も竹箒で掃いてましたものね。
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新潮文庫の100冊 2010
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