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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「マンマ・ミーア!」
マンマ・ミーア! 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]

2008年/アメリカ/監督:フィリダ・ロイド/出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド、ドミニク・クーパー、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー

ABAの名曲満載のミュージカルの映画版です。
母子家庭で育ったソフィは、母の日記を見つけ、父親候補の3人を自分の結婚式に呼ぶ。
さて、パパは三人のうち誰?

何だったんだ・・・何だったんだー(笑)!
という内容ですが、面白かったです。エンターテイメントですね。
とにかく元気いっぱい、若者も中高年もハジけてる映画です。

父親候補の一人のハリー役のコリン・ファースのファンなのですが・・・ハリー、色んな意味で個性いっぱいで、色んな意味で悶えました(笑)。
コ・・コリーン!えええええ えええええ
ラストのフィーバーな衣装には吹きましたよ。
まさか、こんなコリンを見ることになろうとは(笑)。

何だかんだいって、1番オイシイ役だったんじゃないかと思います(笑)。いやー、良かった!

顛末や展開のメチャクチャ度はともかく、楽しく観れました☆
はー、笑った!
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「シャーロットのおくりもの」
シャーロットのおくりもの スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

2006/アメリカ/原作:E・B・ホワイト/監督:ゲイリー・ウィニック/出演:ダコタ・ファニング、ジュリア・ロバーツ、スティーブ・ブシェーミ、ジョン・クリーズ、オプラ・ウィンフリー、セドリック・ジ・エンターテイナー、キャシー・ベイツ、レバ・マッケンタイア、ロバート・レッドフォード、トーマス・ヘイデン・チャーチ、アンドレ・ベンジャミン、ケビン・アンダーソン、エシー・デイビス

BSにて視聴。またもや日本語吹替版なので、キャストの半分は、私が観た分には出演しておらず。
シャーロット役のジュリア・ロバーツがとても評判が良かったみたいなので、字幕版も観てみたいです。吹替版の鶴田真由さんもすごく良かったですよ。

身体が小さくて、生まれて直ぐに殺されるはずだった子豚のウィルバー。牧場の小さな娘ファーンは、ウィルバーが殺される不公平を訴え、小さなウィルバーを育てます。
しかし結局は、ウィルバーはクリスマスには食卓に上る運命にあり、そんなウィルバーを救うために、蜘蛛のシャーロットはある方法を思いつく。

ごく普通の町に起こった奇跡。

奇跡というのは、友だちを助けたいとか、家族を守りたいとか、自然な生活の中で生まれるものなんだなぁ、と改めて思いました。
ありふれたように見えるけど、普段の生活の中にある美しいもの、それは全部奇跡だ。

そうやって世界を観ると、とても嬉しい。幸せ。
ありふれた奇跡に気づけるかどうか、それが幸せかどうか、ということなのですよね。


それにしても、カラスがすごい好きでした。
吹替版は、明らかに千原兄弟でした(笑)。つか、ジュニアはすぐに分かったのですが、もう一羽はせいじだったんですねー(笑)。
彼ららしい言い回しで、コントみたいだったんですが・・・あれは台本もああいう言い回しだったのかな。関西弁訳したのかな、彼らが(笑)。
「父親たちの星条旗」
父親たちの星条旗 (特別版) [DVD]

2006/アメリカ/原作:ジェームズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ/監督:クリント・イーストウッド/出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、バリー・ペッパー、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、ジョン・スラッテリー、ポール・ウォーカー、ジェイミー・ベル、ニール・マクドノー

「硫黄島からの手紙」
硫黄島からの手紙 [DVD]
2006/アメリカ/原作:栗林忠道/監督:クリント・イーストウッド/出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江


公式サイト:ttp://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

太平洋戦争の最大の激戦と言われた、硫黄島での戦いを日米両方の視点から描いた作品。
どちらにもヒーローはなく、どちらをより非難するでもない。
ただただ、双方が見た地獄を、容赦なく描いた作品でした。

双方とも、映画としての完成度はありますが、両方とも観た方が戦争というものがとてもよく分かると思います。
反戦の叫びには、どうしても自国の犠牲が基盤になってしまう。でも、この映画は本当に公平で、こういう映画を作れたことが、素晴らしいです。イーストウッド監督、本当によく戦時下の日本の状況を調べられましたね。正直、侮っていた、と思いました。それだけ驚きました。
いやだって、大抵の場合はハリウッド映画の描く日本は、日本じゃない。
日本人が作ったのではない、日本軍を描いたもの。戦時下の日本を描いたもの。きっと、この映画を観るアメリカ人の方にも、正しく伝わったということですね。それだけでも、この映画の価値はある。

そして、そういう映画を作った方だからこそ、日本人も「父親たちの星条旗」を正しく受け入れるんじゃないかなぁ、と思います。

考えてもみなかった、苦しみを。

私の祖父も、戦争へ行った経験があります。
親からその事実を聞いたことがあるだけで、本人の口から絶対にそのことは出ません。

そのときの地獄だけでなく。
本当に、人生全てを変えてしまうほどの。

生きている限り、その傷を忘れることはできない。自分のしたことを忘れることはできない。
そんな、生き地獄の中で生きる、苦しみを。


日本からは、こういう公平な戦争映画は生まれない。
やはり、表現が自由であるアメリカならでは、なのでしょうね。イーストウッド監督、ありがとう!!
「カサノバ」
カサノバ [DVD]

2005/アメリカ/監督:ラッセ・ハルストレム/出演:ヒース・レジャー、シエナ・ミラー、ジェレミー・アイアンズ、オリバー・プラット、レナ・オリン

1753年のヴェネチアが舞台。
伝説のプレイボーイのカサノバの唯一の恋の物語。
カサノバは何度も映画化された人物とのことですが、多分この映画が最も彼を魅力的に描いているのではないでしょうか。実際の伝記とは別に、ハルストレム監督ならではのフィクションを描いた恋愛コメディとなっています。

カサノバという人物について全く知らずに観たのですが、この映画以外のカサノバを描いた映画は、相当・・その、官能的な物語のようですね。そっかー・・プレイボーイはイコールそういうことになるのか。
他のでなくて良かったー(笑)。

節操のなさはこの映画のカサノバもそうでした。
身分に関係なく、出会う女性全員を虜にしていくカサノバ。奔放で自由ないたずらっ子のカサノバは、いつもスキャンダルを起こし、教会から異端児だと目をつけられている。
彼を教会から守るために、総督は彼に有力な家の女性を妻に持つことを勧め、カサノバはやむなく結婚を決めるのだが、その直後、彼は知的で勇敢なフランチェスカと出会い、恋に落ちてしまう。

付け焼刃のような手で、フランチェスカと婚約者を騙しながら、フランチェスカを落とそうとするカサノバ。やってることは詐欺みたいなことなんですが、どうにも憎めないカサノバ・・・どんどん深みにはまっていく彼の嘘が、はやくバレてしまって欲しいような、もう少しだけバレないでいて欲しいような、複雑な気持ちになりました。

不思議ですね。

所業だけ聞けば、女性の敵だと思うのですが、彼の顔を見たら、何故か憎めない。守ってあげたくなるタイプです。
そんな不思議な魅力を持つカサノバを演じたヒース・レジャー。彼が出ている映画が今後観れなくなると思うと、とても寂しいです・・・。

美しくロマンティックな物語でした。
「トロイ」
トロイ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
2004年/アメリカ/監督:ウォルフガング・ペーターゼン/出演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム

ギリシャ神話の中でも有名な戦争、トロイア戦争の物語。
神話では争いの神エリスの呪いを受けた、愛すべき楽観バカ王子パリス(そしてオーリかよ!笑)が一人の女性のために起こしてしまった大戦争。
ですが、この映画には神々は登場しません。祀る存在として、トロイの国ではアポロン神を崇めています。神話ではなく、人間ドラマとしての映画でした。個人的には、嬉しかったです。

しかし・・・ギリシャ神話にある程度詳しい私は、前知識があるので楽しめましたが、前知識なく観てたら・・・面白かったのかな?
戦争が始まるきっかけには、もう少し色々事情もあったんですが、アガメムノンの支配欲の面を全面に出した映画でしたね。
他にも、説明不足の否めない映画ではありましたが・・・ああ、でも、ヨーロッパ圏に住む人々にとっては常識の域ですもんね。ある程度は、知っているを前提にしていた映画なのかも。
神話をどのように人間ドラマに仕立てるか、というところが見所だったのかもしれませんね。

ギリシャ神話好きの私としては、とても興味ある内容でした。
つか、内容そのものよりも、出てくる人物の名とかに、いちいち興奮していましたよ(笑)。アキレスをトロイ戦争に行くよう説得しにきた人物、オデュッセウスじゃないですか!(ホメロスの「イリアスとオデュッセイア」のオデュッセイアの主人公です)
神話では、説得というよりは無理矢理です(笑)。
しっかし、うっかりスルーしてしまいそうなくらい目立ちませんでしたね、知将オデュッセウス(笑)。途中で改めて気づきましたよ。あ、ああ、いた!この人だったんか、って(笑)。

最後の最後に、ちらりと出てきた少年アイネイアス(美の女神アフロディーテの息子と言われる、美少年です)にも、大興奮!うわー、一瞬しか出てこんかった~(笑)。多分、ギリシャ神話好きな人しか注目してない一瞬でしたね(笑)。

アキレスと恋に落ちる巫女プリセウスは、パリスの妹の巫女カッサンドラとは別人ですよねぇ~。何か、微妙に混ぜてあるような気がするんですが。設定が。アポロン神官の娘のクリューセイスとカッサンドラを混ぜたかな。カッサンドラのエピソードは好きなので、すっごく出して欲しかったんですけどねぇ。まぁ、あの映画の中で神がかった存在を出すと、説明がつかなくなっちゃうかな。しょうがないか。

実際、神話とこの映画とは、違う部分が多くあります。
でも、この映画のストーリーをまとめるためのくい違いなのでしょうね。神話の中では、流れの中の一つの事件ですが、この映画はここで完結するんだから、いいんじゃないかな!
うん、私としては結構満足です。(上から目線だなぁ~。笑)


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