映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「DEAR WENDY〈ディア・ウェンディ〉」
![]() 2005年/デンマーク・ドイツ・フランス・イギリス合作映画/監督:トマス・ビンターベア/出演:ジェイミー・ベル、マーク・ウェバー、ビル・プルマン、アリソン・ピル、クリス・オーウェン、マイケル・アンガラーノ、ダンソ・ゴードン、ノベラ・ネルソン 「親愛なるウェンデイ。もし誰かが僕に致命的な一発を撃つなら、その弾丸は、君から発射されたものであって欲しい。」 恋人に愛を語るように、主人公はウェンディに語りかける。 純粋に愛を捧げ、殉じようとする主人公。彼がそこまで魅せられるウェンディとは、寂れた雑貨屋で玩具だと思って買った銃。何故か気に入って、いつも持ち歩くようになり、実は本物だと分かったときから、彼は銃に女性の名をつけ、特別な愛を捧げるようになる。 イマジカにて観賞。 主人公が、「リトル・ダンサー」の男の子なんですよね。正直、どこまで大きくなったかな~っていうのが観たくて録画したんですが、思った以上に・・・大きくなってるんですね。おかしいなぁ。リトル・ダンサーのときも、私既に社会人だったような気がするんだけど(笑)? しかもこれ、2005年製作だってのにな~(笑)。今はもっと大きくなってますね・・・。 これまた、舞台が「リトル・ダンサー」と同じく炭鉱の町なんです。炭鉱で働けない者は、負け犬扱いとされる町。 どうしても炭鉱で働くのがイヤで、店で働く主人公は、ウェンディを手にしたことによって、精神的に強くなれると感じるのです。 同じように負け犬扱いされている若者たちを集め、彼は秘密結社を作ります。その名も「ダンディーズ」。 クラシック銃の愛好クラブ。彼らに銃を携帯させ、ダンディーに生きようぜ!という趣向の集まりらしいです。 子供っぽく見える彼らの行動ですが、彼らは真剣そのもの。強くなるために銃を携帯する。そして、それがやがて破滅を導く・・・ 銃による平和主義をモットーとする彼らですが、結局は銃がもたらすものは、平和ではない。 一見、社会派の青春映画。だけどエンターテイメント性も出しつつ、観客の目を離さない作りになってます。ツッコミどころも多いしね・・・(笑)。 奇抜な展開ではあったのですが、彼らの銃に対する愛情を見ていると、何だか切なくなってしまいました。後に残るものは、切なさですね・・・。 PR |
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