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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「フェーンチャン ぼくの恋人」
フェーンチャン ぼくの恋人 [DVD]

2003/タイ/監督:コムグリット・ドゥリーウィモン 、ウィッタヤー・トーンユーン 、ソンヨット・スックマークアナン 、ニティワット・タラートーン 、アディソーン・ドゥリーシリカセーム 、ウイッチャヤー・ゴージウ/出演:チャーリム・タライラット 、フォーカス・ジラクン 、チャルーモポン・ティカマポーンティラウォン

公式サイト:ttp://www.excite.co.jp/cinema/special/fanchan/

監督多!
タイの映画です。最近の子はどうか分からないですが・・・私以上の年代の方は、きっととても共感するはずです。

かわええのよ~!!
むちゃくちゃ、かわええんですよ!!
母親からの、ノイナーの結婚式の招待状が届いたという電話から、ジアップは10歳の頃の自分とノイナーを思い出します。
ずっと忘れて過ごしていた、思い出。
でも、いつまでもずっと輝き続ける、思い出。

初恋映画としては、今まで観た中で一番かもしれません。
幼馴染のノイナーと、生まれたときから一緒のジアップ。近所に女の子しかいなくて、遊び相手はいつも女の子ばかり。
でも、10歳の男の子が、女の子の遊びで満足するはずはないでしょう。
ちょうど、遊びが分かれる頃ですよね。
ゴム跳びやままごとをする女の子、サッカーやちゃんばらごっこをする男の子。何か、私の小さい頃と同じ遊びだなぁ(笑)。
2歳年上のジャックというガキ大将。タイには、小学生にも留年制度があるんですね~
デブで無法者のジャック。でも、たま~に、妙に友情固いあたりが、ジャイアンを思い出させます(笑)。ジアップをからかう表情が本当にムカつく(笑)。
ジャック率いる男の子たちのグループに入りたいジアップでしたが、男の子たちは、ジアップをオカマ扱いして入れてくれません。
ジアップは、ノイナーと悪ガキたちと、どちらを選ぶのでしょう。

本当、男の子って可愛い・・・!!
悪ガキグループの男の子たちのシーンに、もう、悶えまくってました。
窓開けて「お前ら可愛すぎ~!!」って叫びたくなりましたもの。
ジアップ役の男の子の顔立ちもタイプだったのですが、何故あの可愛い子が大人になったらああなるんだ・・・
まぁ、可愛い顔立ちの少年顔の男の人、ではあったかな。
ものすんごいヒットでした。
これは、かなり手離しでお薦めです。万人ウケする映画だと思いますよ。
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「パンと裏通り」
トラベラー/パンと裏通り [DVD]

1970/イラン/監督:アッバス・キアロスタミ/出演:レザ・ハシェミ、メヘディ・シャハヴァンファール

キアロスタミ監督の処女作。故・黒澤明監督が「うまい人は最初からうまい」と賞賛したらしいです。
最初にことわっておきますが、上のDVDは「パンと裏通り」のほか、「トラベラー」という作品がいっしょに入ってますが、私はDVDではなくケーブルで見たので、私が観たのは「パンと裏通り」だけです。

僅か13分の短い作品。
おつかいでパンを買って家に帰る少年の帰路。しかし、帰り道には犬が立ちふさがり、少年が通ろうとすると激しく吠え立てます。
大人が通っても何もしない犬を見て、少年は誰か大人が通るのを待って、一緒についていこうと計画します。

少年は一言も喋らず、ただただ、彼の表情や動きや、時間の経過で、彼の焦りや恐怖が伝わってきます。
チャンスを待つ少年が感じる、時間の長さ。
たった13分の映画のなかで、私たちは子どもの頃に感じたリアルな感情を思い出すことができるんです。凄いですよね。

オチは結構面白かったです。予想以上に微笑ましい結末(笑)!
「ベルリン、僕らの革命」
ベルリン、僕らの革命 [DVD]

2004/ドイツ・オーストリア/製作・監督・脚本:ハンス・ワインガルトナー/出演:ダニエル・ブリュール、スタイプ・エルツェッグ、ユリア・イェンチ、ブルクハルト・クラウスナー、ペーア・マルティニ、ペートラ・ツィーザー、ラウラ・シュミット

ベルリンの壁崩壊後、資本主義が台頭し、格差社会が激しいドイツの現状。
ヤンと親友のピーターは社会の矛盾への憤りを示すため、“エデュケーターズ”と名乗り、豪邸に忍び込み、メッセージを残す(家具の位置を変えたりするだけで、何も盗まない)。
実に若者らしいやり方での革命ですね。稚拙で短絡的で、まっすぐだ。勿論、不法侵入罪にはなりますけども、彼らは誰を傷つけるつもりもない。

が、あるとき住人に見つかってしまい、結局その人を誘拐して山へ逃げることとなる。


例え誰も傷つけないとしても、一種のテロ行為(恐怖により目的を達成しようとする行為)ではあり、決して許されるものではないけれども、資本主義の中でぬくぬくと育ってきた私達には決してない情熱とパワーだな、と感じます。

ドラマチックな展開で、映画としてとても面白かったです。
ラストは色んな見方があるような気がする。裏切られたのか、時間差を思えばそれを見越してのことだったのか、それは観た人の感じ方次第だと思いますが。。

彼らと誘拐されたおじさんとの会話が絶妙でした。
おじさんは、ヤンたちの主張に理解を示しますが、ヤンたちの振りかざす正義にもどこか穴があることもこの会話から見て取れる。

一つだけ言えることは、彼らは犯罪だと分かっていてもこういうやり方でしか主張を聞いてもらえる術はないということ。
彼らの行動も罪だけど、弱者の声の聞こえない社会が問題であるのも事実。そして、これはドイツに限らない。

見た後に深い印象を残す作品でした。
「うた魂♪」
うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]
2008/日本/監督:田中誠/出演:夏帆、ゴリ、石黒英雄、徳永えり、亜希子、岩田さゆり、ともさかりえ、間寛平、薬師丸ひろ子

王道の青春部活物語。
合唱部に所属するかすみ(夏帆)は、自分のルックスにも歌声にも自信たっぷり。ところが、憧れの男の子から、歌っている顔が“産卵中の鮭”みたいだと言われ、歌えなくなってしまう。

自分にとって歌とは何なのか。
みんなと歌う合唱って、一人で歌うのと何が違うのか。
歌えなくなって初めて、そのことに思いあたるかすみ。

とにかく夏帆ちゃんが可愛い~~vvそれだけで個人的には大満足でした。内容も王道で分かりやすくて、良かったんじゃないでしょうか。
深く心に残るタイプの映画ではないですが、さらっと後に嫌な思いを残さず見れる映画です。
まぁ、深く追求しなくていい映画ってことです(笑)。
産卵中の鮭って言われてた顔も可愛かったですよ~(笑)。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」
ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]

2007/日本/監督:塚本連平/原作:ママチャリ/出演:市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子、石田卓也、加治将樹、賀来賢人、石野真子、竹中直人

「公務員を完全に忘れている・・・」

人気ブログの映画化。
舞台は1979年。イタズラ好きの高校生グループと、大人気ない駐在さんの戦いの日々。

大人気ない駐在さんの役が蔵之介っていうだけで興味津々だったのですが、思った以上に面白い作品でした。イタズラの域を超えない程度の、子供っぽい戦いにイキイキしてる男の子たちと駐在さん、すごくステキでした。こういうしょうもないことに真剣になれるのって、いいですね。
警察官のくせに、大人を忘れて大人気ない仕返しをする駐在さんもステキでした。あの子たちが可愛くてしょうがないんですよねぇ。
撮影、楽しかっただろうな~。

ちなみに、この映画で語られているのは700日全部ではありません。100日とちょっとくらい分だって最後に言ってたと思う。
計算してみたんですが・・・(この程度の計算にエクセル立ち上げたことは秘密です)、2年くらいですね。あの子たち2年生だったっけな、そういえば。

花火の一件は、実話にしては出来すぎてるような気もしますが、どうなんだろう。元のブログを読んで確認してみよ。


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新潮文庫の100冊 2010
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