「水平線ホテル」

2005年/劇団M・O・P/作・演出:マキノノゾミ/出演:キムラ緑子,三上市朗,小市慢太郎,林英世,酒井高陽,岡森諦(扉座)
スカパーで見ました。三上市朗氏と小市慢太郎氏が目当てです(言っちゃうぜ!)。
キムラ緑子さん演じるホテルオーナー、アンナの壮大な復讐劇です。ホテル内にスパイがいるということで、秘密警察にホテルに客ごと閉じ込められて、一人一人尋問されていきます。
正統派舞台、といった感じでしょうか。
シュールさとかアドリブとかがあんまりない、もっと言えば暗喩さもないような、直球の舞台でした。すごく台本(ストーリー)がしっかりしているんですね。小説で原作とかありそうな感じ(ないと思いますが)。
どこからどこまでがアンナが描いた復讐劇なのでしょう。
あれって、観客も騙されたんですよね?そうよね?
最初に思っていた以上に深刻な問題まで持ち上がって、かなり真剣に見てしまいました。
最後のあのニュースを聞いた瞬間、二人は顔を見合わせてどう思ったのでしょう。
人生の苦しさからは、逃れられないものなのか。
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