「ファミリー・ゲーム」

1988/アメリカ/監督:ナンシー・マイヤーズ/原作:エーリヒ・ケストナー/出演:リンジー・ローハン,デニス・クエイド,ナターシャ・リチャードソン,エレイン・ヘンドリックス
ケストナーの「二人のロッテ」を現代版にアレンジした作品。大筋は同じなのですが、主人公の双子、ハリーとアニーのいたずらっぷりがすっごいエスカレートしてます(笑)。やりすぎです。でもその分、派手で楽しい作品になってます。
サマーキャンプで出会ったハリーとアニーは、お互いがそっくりなことに驚き、誕生日の一致やお互い父子家庭、母子家庭であることから、自分たちが双子であることに気づきます。それで、もう一人の両親に会いたいと願う心から、サマーキャンプが終わったときに、入れ替わる計画をします。
だけど、キャンプの間に父親には若い恋人ができていて、どうやら財産目当てだということがわかり、結婚を止めようと画策するお話。
ネタバレ反転(↓)
原作だと、入れ替わって生活してる時間がすごく長いのですが、映画だとたった二日くらいでした(笑)。でも、あっけなかったわけではなく、むしろ計画をバラしたあとの両親の葛藤の方を長く描いてたわけですね。原作だとそっちはさらりといってましたが。
原作のロッテがアニー、ルイーゼがハリーなのですが、アニーはロッテよりもずっとしたたかでしたし。ロッテはただただ大人しくて我慢強くて健気な女の子でしたが、アニーは父親の恋人にかなりのことを言ってのけてましたから(笑)。父親の恋人をクルエラ(101匹わんちゃんの悪役)と呼んでいたのが可笑しかったです。子供は、自分の気持ちに素直で、とても自然です。
これが一番正しい形だということを感じ取れる力を持ってます。
大人になると、変に理屈や事情を持ち出して、それに翻弄されちゃうんですねぇ。
脇の方々もとても個性的で良かったです。両家の執事さんズ、かなりステキでしたv
楽しく見れる作品でした。
後で気づいたのですが、この双子、リンジー・ローハンなのですねぇ!そばかすは、どこへ行ってしまったの・・!メイクで隠してるのかしら。
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