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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「バティニョールおじさん」
バティニョールおじさん [DVD]

2002年/フランス/監督:ジェラール・ジュニョ/出演:ジェラール・ジュニョ 、ジュール・シトリュク 、ミシェル・ガルシア 、ジャン=ポール・ルーヴ 、アレクシア・ポルタル

わ、わ、わ・・・!!これは保存版です。
BSジャパンのサイトの放送予定を見て、子供とおじさんとのハートウォーミングな映画だと思って録画してたのですが、予想以上にすごかったです・・!
始まってすぐ、「あ、これはナチスのユダヤ摘発の話なんだ」と分かり、暗い話になるかと思いきや、そこでも予想が覆されました。
ユダヤ人の家族の隣に住んでいた肉屋のおじさん。そのユダヤ人家族を肉屋のおじさんの娘婿がドイツ軍に密告するところから話は始まります。一人、逃げて帰ってきた小さなユダヤ人の男の子。この子をおじさんは一体どうするのでしょう。
バティニョールおじさんは、家族からはグズだのブタだの罵られる存在。男の子は、家族を密告した(のは娘婿なのですが)おじさんを決して信用してないし、おじさんにとっても男の子の存在は自分の命を危うくするジャマな存在。
デブでハゲなバティニョールおじさんがヒーローになる瞬間を機会があれば是非見てください・・!
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「シェフと素顔と、おいしい時間」
シェフと素顔と、おいしい時間 [DVD]

2002年/フランス/監督:ダニエル・トンプソン/出演:ジャン・レノ、ジュリエット・ビノシュ、セルジ・ロペス

ちょっと恋愛に発展していくのが強引なようにも見えたのですが、今思うと、それだけ二人のガードが固かったっていうことなのかもしれないなぁと。見えにくかったけど少しづつ惹かれてたんでしょうね。
髪フサフサのジャン・レノも中々カッコよかったです。あんなシェフがいるお店、いいなぁv
「トリュフォーの思春期」
トリュフォーの思春期 [DVD]

1976年/フランス/監督:フランソワ・トリュフォー/出演:ジョリー・デムソー 、フィリップ・ゴールドマン 、リシャール・ゴルフィー 、シルヴィー・グレゼル 、パスカル・ブリュション

これは、これは、みつけたーーー!って感じでした。
激ツボりました。これは、たまらない!!
トリュフォーの名に惹かれて録ってみたんですが、これは本当に出会えて良かったですよぅ。
展開が少女漫画(笑)!
問題児の美少年転校生のジュリアンって!や、本当に萩尾望都さんの漫画に出てきそうな美少年でしたv
陰のある転校生ジュリアンと、マジメで優しい少年パトリックのエピソードを軸に(ちなみにこの二人はほとんど接点はありません)、子供たちの思春期ならではのいくつかのエピソードや可愛い事件が語られます。パトリックの幼児体型な腹が愛しかったですねぇ(笑)。
やー、でもジュリアンが本当に美少年で、ほかに出てる映画ないだろうかと探したのですが、見つかりませんでした。なんて綺麗な子!フィリップ・ゴールドマンという方なのですが(今は40歳過ぎてるでしょうね・・)、もう俳優はやってないのかなぁ。ま、見ない方が幸せということもありますけどね。
これは永久保存版です*
ちなみに、萌えだけでは語りつくせない、内容的にも素晴らしい映画でした。コミカルに仕上げてあるんだけど、子供たちの視点からの真剣さがすごく伝わってくる映画。言うまでもなく私の好きなタイプの映画です(笑)。ていうか、“思春期”っていうだけで私のツボ線を弾いてきますものvv
「メルシィ!人生」
メルシィ!人生 [DVD]

2000/フランス/監督・脚本:フランシス・ヴェベール/出演:ダニエル・オートゥイユ 、ジェラール・ドパルデュー 、ティエリー・レルミット 、ミシェル・ラロック 、ミシェル・オーモン

かなり面白かったです!!こういうの大好きです!!
舞台はフランスのコンドーム工場。妻子に出て行かれ、その上リストラされそうになった冴えないサラリーマンが、リストラ撤回策としてゲイを装うのですが、それを巡るコメディ。

まず日本では考えられない撤回策ですよね。もちろん、この会社がコンドーム会社で、ゲイを敵に回せないというのもありますが、ゲイ発覚のあとの会議の様子に、フランスって進んでるなぁ・・!と素直に感動しました。

(ネタバレ反転↓)
興味深かったのは、息子の反応!
うーん、でもあの冷たい奥さんに棄てられたパパを見下しちゃう気持ちは分かります。あんな女を追い回して未だに未練がましく電話してくるくらいですもの。
それが、ゲイだと知って・・・

「パパは、本当の自分をみつけたんだよ!」

や、かなり笑えるシーンだったのですが、それでも目をキラキラさせた息子にはちょっと感動を覚えました。ゲイだと知って初めて父親と認めることができるなんて!

やー、同僚達の反応からしても、何からしても。

これが文化の違いってやつですかね。
いいなぁ!すごく好きです!!
「僕のスウィング」
僕のスウィング [DVD]

2002/フランス/監督・脚本:トニー・ガトリフ/出演:オスカー・コップ 、ルー・レッシュ 、チャヴォロ・シュミット 、マンディーノ・ラインハルト 、ベン・ズィメット

これ、タイトルと上の画像で想像したものとは全然違う内容ですよ。
良い意味で裏切られます。
主人公の男の子が抱くジプシーの女の子スウィングへの淡い想いとは別で、ジプシーの生活や価値観、そして何より音楽が強烈に心に残ります。
とにかく、音楽のシーンが長いです。
でも、退屈するよりひきこまれる。私があまり触れてこなかったジャンルの音楽。心から興奮させる音楽です。すごい・・!
たったひと夏、彼らと過ごした少年。多分このひと夏の記憶は彼の中で強烈な色を放ち続けるでしょう。


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