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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「サージェント・ペッパー ぼくの友達」
サージェント・ペッパー ぼくの友だち [DVD]

2004/ドイツ/監督:サンドラ・ネットルベック/出演:ウルリク・トムセン、ヨハンナ・テア・スティーゲ、カロリン・プライン、ニール・レナート・トーマス、クレオ(犬)

動物と子供という、最強コンビの萌え映画(笑)。
さらにドイツ子供映画らしい、子供の目線からの視点に、キュンとなります。

人間でいたくないフェリックス(6歳)は、いつもトラの着ぐるみを着て生活しています。人間の友達を作らない、学校にも行きたくない。
ある日、庭でサージェント・ペッパーという、言葉を話す犬と出会います。実はペッパーは前の飼い主と死に別れ、前の飼い主が莫大な財産を全てペッパーに残したため、前の飼い主の強欲な子供たちに追われていたのです。
ついに捕まったペッパー、フェリックスとお姉ちゃんのフェリシアが救出に向かいます!

話は単純で、コメディ要素の詰まった、ファミリー映画です。
とにかく、フェリックスが可愛いんですよぅ~vv観ながら、「ちょっとっ!」「うっわ、可愛すぎ!」ってブツブツブツブツ言ってましたもの。悶えた~(笑)。
あの子に上目遣いで見られたら、何でもやってあげたくなりそうです。
つか、トラの着ぐるみは、反則だろう!!可愛いぜ、ちくしょう!!

疲れたときに、観て癒されたい作品です。
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「モモ」
モモ [DVD]
1986/西ドイツ・イタリア/監督:ヨハネス・シャーフ/原作:ミヒャエル・エンデ/出演:ラドスト・ボーケル、ジョン・ヒューストン、レオポルド・トリエステ、マリオ・アドルフ

ミヒャエル・エンデの世界的有名な児童文学の映画化。
原作は未読ですが、1度読んでみたかった。
ですがこれ、多分本で読む方が断然面白そうですねぇ。本だったら夢中になりそう。
やっぱりファンタジーはどうしても想像力で補う必要性があるようです。実際に映像にするのは難しい。
まぁ、1986年という製作年を考えても、充分映画としては上手くできていると思いますよ。(上から目線だなおい)

物語自体はとても楽しかったし、何といってもモモが可愛かった*
人の話を嫌がらずにきちんと聞くモモは誰からも好かれ、正体不明であるにもかかわらず、町はモモを受け入れます。
人々の時間を盗む時間どろぼうたち。
彼らが盗んだ、彼らによると“ムダ”な時間を失った人々は、とても不幸そう。
ううむ、急成長した日本のような国は、皆彼らのような顔をしていたのかもしれません。勿論今もね。
何が人間にとって大切なのか、どんな時間が人を幸せにするのか。
モモは人々にそれを教えてくれます。
モモに出会えた私たちは、モモの笑顔をしっかり焼きつけて、忘れないようにしなきゃ、ですね。
「ベルリン、僕らの革命」
ベルリン、僕らの革命 [DVD]

2004/ドイツ・オーストリア/製作・監督・脚本:ハンス・ワインガルトナー/出演:ダニエル・ブリュール、スタイプ・エルツェッグ、ユリア・イェンチ、ブルクハルト・クラウスナー、ペーア・マルティニ、ペートラ・ツィーザー、ラウラ・シュミット

ベルリンの壁崩壊後、資本主義が台頭し、格差社会が激しいドイツの現状。
ヤンと親友のピーターは社会の矛盾への憤りを示すため、“エデュケーターズ”と名乗り、豪邸に忍び込み、メッセージを残す(家具の位置を変えたりするだけで、何も盗まない)。
実に若者らしいやり方での革命ですね。稚拙で短絡的で、まっすぐだ。勿論、不法侵入罪にはなりますけども、彼らは誰を傷つけるつもりもない。

が、あるとき住人に見つかってしまい、結局その人を誘拐して山へ逃げることとなる。


例え誰も傷つけないとしても、一種のテロ行為(恐怖により目的を達成しようとする行為)ではあり、決して許されるものではないけれども、資本主義の中でぬくぬくと育ってきた私達には決してない情熱とパワーだな、と感じます。

ドラマチックな展開で、映画としてとても面白かったです。
ラストは色んな見方があるような気がする。裏切られたのか、時間差を思えばそれを見越してのことだったのか、それは観た人の感じ方次第だと思いますが。。

彼らと誘拐されたおじさんとの会話が絶妙でした。
おじさんは、ヤンたちの主張に理解を示しますが、ヤンたちの振りかざす正義にもどこか穴があることもこの会話から見て取れる。

一つだけ言えることは、彼らは犯罪だと分かっていてもこういうやり方でしか主張を聞いてもらえる術はないということ。
彼らの行動も罪だけど、弱者の声の聞こえない社会が問題であるのも事実。そして、これはドイツに限らない。

見た後に深い印象を残す作品でした。
「二人のロッテ」
ふたりのロッテ [DVD]

1994年/ドイツ/監督:ヨゼフ・フィルスマイヤー/原作:エーリヒ・ケストナー/出演:フリッツィ・アイヒホーン、フロリアーネ・アイヒホーン、コリンナ・ハルフォウフ、ハイナー・ラウターバッハ

敬愛するエーリヒ・ケストナー原作の児童書の映画化。アメリカでは「ファミリー・ゲーム」、日本では「ひばりの子守唄」(美空ひばり一人二役の映画)で映画化されていますが、1番原作に近い形での映画だと思います。

スコットランドの英語学校夏期コースに参加したことがきっかけで知り合ったシャーリーとルイーゼは本当に容貌がそっくり。誕生日も出身地もまったく同じだと知った二人は、自分達が双子であることに気がつく。もう一人の両親に会いたい二人は、入れ替わり作戦を行う。

原作を愛しすぎて、好きなシーンが多すぎて、終始ボロッボロ泣きながら見てました。
ストーリー展開のハラハラ度も高いし、クライマックス時の感動ときたら、たまりません!原作でもこの映画でもいいので、是非読んでー!もしくは観てー!
「らくだの涙」
らくだの涙 [DVD]

2003年/ドイツ/監督:ビャンバスレン・ダバー、ルイジ・ファロルニ/出演:インゲン・テメー、ボトック、オーガンバータルイフバヤル、オドゲレル・アユーシ、ジャンチフ・アユールザ、エンフブルガン・イフバヤル

すごすぎる。ドキュメンタリーということですが、この瞬間を捉えられたことって、本当にすごいよ。

モンゴルのドキュメンタリー映画。
難産の末、ようやく産まれた赤ちゃんらくだ。でも何故か、母らくだは赤ちゃんに見向きもしない。乳も拒否しつづけ、このままでは赤ちゃんは死んでしまう。
そこで、母らくだに音楽療養を用いて心を溶かそうとする。

今までモンゴルの文化に全く触れたことがなかったので、すごく新鮮でした。人と家畜との距離の近さに感動しました。らくだが涙・・流すんですよ!


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