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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「永遠のマリア・カラス」
永遠のマリア・カラス [DVD]

2002年/イタリア・フランス・イギリス・ルーマニア・スペイン/監督:フランコ・ゼフィレッリ/出演:ファニー・アルダン 、ジェレミー・アイアンズ 、ジョーン・プロウライト 、ジェイ・ロダン 、ガブリエル・ガルコ

すごく良かったです!マリア・カラスという実在のオペラ歌手が声を失った後のストーリーです。ただ、これは実際の話というわけではないようですよ。
カルメンを演じるカラスの視線が色っぽくてドキドキしました。本当、これぞカルメンって感じでした。目で殺すってこういうことですね・・!

(ネタバレ反転↓)
若い頃の声で映像を作ることに、一度はすごく関心を魅かれたものの、すごく反発を示すようになったカラス。
今の音楽界では、若い頃の自分の声どころか、機械で修正しちゃってるんではないかと思うんですが(違ったらすみません)。
彼女の場合は、自分自身の若い頃の声。それでも、自分ではないって思っちゃうんですね。
それは、もっと年齢を重ねなくては分からないことかもしれません。
でも、彼女は、声が若い頃ほど出ないとしても、“今”の彼女を表現したいと願った。そういう彼女の姿は、彼女の親友である原作者にとっての希望だったのかもしれません。
歳を取った彼女は、そのときにしかない輝きを持っているはず。
そのことに気づいての、ラストの決断でしょう。
内面から出る“誇り”が彼女をとても美しくしてました。
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