「クロコダイルの涙」
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1998年/イギリス/監督:レオン・ポーチ/出演:ジュード・ロウ 、エリナ・レーヴェンソン 、ティモシー・スポール 、ケリー・フォックス 、ジャック・ダヴェンポート
ジュード・ロウの魅力満載の映画でした。彼、すっごく好きというわけでもないですが、カッコイイとは思ってます。個人的にはケ○ストリーのD珍さんに見えて仕方ありませんでしたが。むしろD珍さんの方がジュード好きなのかな。
クロコダイルは、獲物を殺す前に涙を流します。
自分を愛する人の血を飲まないと生きていけない主人公。今まで何人もの女性をその牙にかけている。でも、ある日本当に愛する女性が現れて・・
というサイコホラー。面白かったですが、ジュードのキャラと設定に頼りすぎてる感じがありますね。
(ネタバレ反転↓)
血を飲まなきゃ生きていけないという生き物なのか、そう思いこんでいる殺人犯なのか。どっちなのかなー、と思いながら見ていたのですが、本当に前者のほうだったんですね。なんか、ちょっと何でもアリすぎる気が。
でも、あの終わり方は良かったです。
涙を流すのは、あそこだったんですね。
あのまま彼女だけは助けようとするならば、それはそれで美しい物語だったのですが、最後に本能が出ちゃうのが痛かったです。
しかも、そこで泣くんですものね。あれは、自分を憐れむ涙なのでしょうか。
「僕が何をしても、悪意ではない。」
彼女と会ったころに彼女が話した、箸の話が思い出されますね。
「孔子が地獄を見に行ったら、すごいごちそうが並んでいるんだけど、150センチの長すぎる箸を使わなければいけないので、皆飢えてる。次に天国に行くと、皆太って幸せそう。条件は同じ(150センチの箸)なの。でも、天国ではね・・・食べさせあうの。」PR