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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「阿片と拳銃」

2008年/劇団M.O.P/作・演出:マキノノゾミ/出演:キムラ緑子、三上市朗、小市慢太郎、林英世、酒井高陽、木下政治、奥田達士、勝平ともこ、白木三保、岡村宏懇

劇団M.O.P第43回公演にて、悲しいことにこの回を含めてあと3回で劇団は解散になるようです。理由は知りませんが、残念です・・。
私が観る劇団の中では、比較的正統派で、重厚な舞台を作られる劇団です。本だけで既にしっかりと重厚な物語になってる、とでもいうか。
といっても、そんなに数多く作品を見てるわけではないですけどね。

とにかく、役者それぞれの存在感が大きい。
それぞれが強い印象を放ってて、それが重厚さを感じさせるのかもしれませんね。

物語は時間と場所を行き来しながら、語られる。
同じ映画館の同じ映画の同じ回を見た、初対面の三人の男女が、事件に巻き込まれて一晩留置所で過ごす。不思議な縁を持った三人が、それから辿る数奇な運命が、少しずつ明かされていきます。
(ネタバレ反転↓)
運命の中で精一杯生きてきた三人が、それぞれ人生の最後で穏やかな時間を過ごした(であろう)こと。最後の最後で、人生を振り返って、互いに対して暖かな気持ちを抱けたことが、とても嬉しかったです。
良い舞台でした。はー、ほんとなくなっちゃうのが勿体無い。。役者さんだけなら、他でも観れるだろうけど、やっぱり劇団あってこそ、ですよねぇ。
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