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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「家族の肖像」
 

1974年/イタリア、フランス/監督:ルキノ・ヴィスコンティ/出演:バート・ランカスター、ヘルムート・バーガー、ドミニク・サンダ、クラウディア・カルディナーレ、シルヴァーナ・マンガーノ
 
やー、すごいですね、巨匠!!古い作品なのに、ぐいぐい惹きこまれる作品でした。
「ヴェニスに死す」よりは随分分かり易い作品ですね。

家族の肖像画を収集するのが好きな老教授。一人で静かに暮らす彼の家に、個性的な家族が現れて、突然「上の部屋を貸して欲しい」と頼まれます。静かな暮らしを壊されたくない教授は、即答で断るのですが、押しの強い彼らに振り回され、いつの間にやら家族のような奇妙な関係になっていく。
本当に破天荒な人たちでしたが・・・静かな生活を守りたいと思っていたはずの教授の心境の変化を見ると、色々思うところ、あります。
生きていることと、死ぬこと。そして、家族の定義。
印象的な言葉の多い作品でした。
 
ところで、「ヴェニスに死す」同様、美少(青?)年をえらい魅力的で印象的に描くなぁ・・・と思っていたら、ヴィスコンティ監督はどうやら、バイセクシャルらしいですね。それでこんなに男の子が魅力的なんだ。こういう情報は映画の妨げになるかもしれませんが、「家族の肖像」で強烈な魅力を放っていたヘルムート・バーガー。彼は、ヴィスコンティ監督に俳優として育てられた、愛人だったらしいです。ヴィスコンティ監督の死後、ほとんど映画に出なくなってしまったらしいですが・・・こういう話を聴くと、何かこう、芸術性の高い二人の常人には入り込めないような関係みたいなのを感じて、この映画に対する思いも、何か緊張を増す気がします。「家族の肖像」での老教授と彼との会話も、そんな感じなの!あ、でも(雰囲気はありましたが)同性愛映画というわけではないですよ。
ヘルムート・バーガーは「ドリアン・グレイ」も演ってるんですね!おわ~、イメージぴったりですっ!
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「同い年の家庭教師」
同い年の家庭教師 [DVD]

2003/韓国/監督:キム・ギョヒョン/出演:クォン・サンウ、キム・ハヌル、コン・ユ、キム・ジウ

学費のために家庭教師を始めるヒロイン。
紹介された教え子は、「高校5年生、21歳にしていまだ高校生」で、ヒロインとは同い年。しかも、喧嘩っ早くて成績は最低。
煙草を吸いながら、乱暴な口を利く彼に、ヒロインは必死でキレるのに耐えながら授業をします。

ネットで連載してた小説が原作だそうです。道理で、萌え設定!
と思っていたのですが、どうやらこの「高校5年生、21歳にしていまだ高校生」は実際にモデルがいるみたいですね。本人は自分がモデルだということに気がついていないそうです。
大嫌いから始まる恋、最高ですvv
二人の言い争いがすごく微笑ましくて、ニヤニヤしながら観ました。
肩の力を落として、ただ楽しめばいい映画ですね。
「亡国のイージス」
亡国のイージス [DVD]

2005/日本/監督:阪本順治/原作:福井晴敏/出演:真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼、チェ・ミンソ、安藤政信、原田芳雄

海上自衛官が、イージス艦「いそかぜ」に、特殊兵器を持ち込んで氾濫を起こす。人質は、東京。これを止めようと二人の自衛官が艦内で戦う物語。
原作が面白い、と聞いていたのと、出演者が好み(中井貴一、佐藤浩市、真田広之ときたら見なきゃいけないでしょう!)だったのとで、観てみたいと思っていたのですが。
良くも悪くも、ハリウッド的ですね。派手なんだけど・・・これって多分、アクション的なものよりも別のところに面白さがある作品なのでは?
多分、日本映画らしく、心理的な部分をもっと丁寧に描けば、面白い作品だったんじゃないかなぁと思います。
原作を未読なので分かりませんが、ちょっと大量に詰め込みすぎた感じなのかな?読んでる方には分かる心理の流れが、映画だけの人には判りにくいのかなぁ・・という印象を持ちました。
色々と、唐突だったので(笑)。
「カスタムメイド10.30」
カスタムメイド10.30 スペシャル・エディション [DVD]

2005/日本/監督:A.N.IK.I/出演:木村カエラ、奥田民生、西門えりか、寺島進、加瀬亮、ミッキー・カーチス、松山ケンイチ

2004年10月30日に、開催された奥田民生のライブ「ひとり股旅スペシャル@広島市民球場」。このライブの観客にいたかもしれない、音楽の道を目指す女子高生を主人公に、ライブまでの彼女の日常を描いた作品。

いやぁ・・・地元すぎて笑えました(笑)。
主人公の女子高生が住んでいた場所が、私が以前一人暮らしで住んでたアパートのものすごい近所で。
マニアックな映画館から、商店街から・・。
地元すぎるためか、大学の映画サークルが作ったような感触でしたね。
正直な話、映画の内容も映画サークルが作ったような内容だったのですが、その陳腐さが良かったと思える作品でした。
それにしても、出演陣が豪華!今だから思えるのですが・・・
加瀬亮や松山ケンイチも出てたんですね。ざ・たっちとか柳沢慎吾も出てましたよ。慎吾さんのパトカーネタに爆笑でした。あれ、好きなんだ~!映画内で見れるとは(笑)!
「スチュアート・リトル」
スチュアート・リトル【字幕版】

2000/アメリカ/監督:ロブ・ミンコフ/出演:マイケル・J・フォックス(スチュアートの声)、ヒュー・ローリー、ジーナ・デイヴィス、ジョナサン・リプニッキ、ジェフリー・ジョーンズ

小さなネズミ、スチュアート。孤児院で彼を見たリトル家の夫婦は、一目で彼を気に入って、養子に迎えることにします。

スチュアートはどう見てもネズミなんですが・・・
それを全く気にしないリトル家の夫婦には、脱帽です(笑)。
ペケの因幡くんみたいだなぁ。

彼を巡る大騒動、小さいのに勇気と正義感と誇りに溢れてるスチュアートがとてもかっこいいです。
そして、柔らかそうな身体はやっぱり愛おしい・・v


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