映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「CAMP ROCK」
![]() 2008/アメリカ映画/監督:マシュー・ダイアモンド/出演:デミ・ロヴァート, ジョー・ジョナス, メガン・ジェット・マーティン, アリソン・ストーナー, ケビン・ジョナス 公式ページ ↓ ↓ ↓ ttp://www.disneychannel.jp/dc/program/dcom/camprock/ 公式ページで予告編を観るだけで、ストーリー全体が読めてしまう、単純明快なストーリー(笑)。でも、だからこそ、ラストにとっておきの盛り上がりシーンが準備してあることを期待しながら観れます。 逆に途中で止められませんね。 しっかし、私ってこういうの好きなんだなぁ、とつくづく思いましたよ。 青春。夢。憧れとコンプレックス。 若者の青春時代を大きくお手伝いする(笑)音楽。青春とロックはすんごい強力タッグですよね。 本当の自分を出さなきゃ、意味がないんだぜ! 正直、本当恥ずかしいくらい青春映画なんですが、こういう気持ちを忘れずにいたいなー、と。映画だからこそできる、夢物語だとは思いますが、それでもいい。こういう直向な気持ちを忘れずにいたいな、と思います。 PR
「幸福な食卓」
![]() 2006/日本/監督:小松隆志/原作:瀬尾まいこ/出演:北乃きい、勝地涼、平岡祐太、さくら、羽場裕一、石田ゆり子 「すごいだろ。結局言いたいのは、気がつかないところで中原っていろいろ守られているってこと。」 もーう、この一言に尽きますね!!! これ言われたら、周りへの見方が180度変わると思う。そんな凄いことを、中学生の男の子がサラリと言っちゃうんですもの。彼の力は凄い。 でもこの映画は、爽やかで可愛い恋愛がメインではなく、家族の再生の物語。 説明しすぎない、シーンで魅せるところがすごく好きです。自分がその場にいるみたいな、想像力をもって見ないと、分かりにくい映画かもしれませんね。 それでもって、受ける印象はそれぞれ違うのかもしれませんが・・・それは、それぞれの記憶や希望によって、見方が変わるのでしょう。家族の物語なのだから、それで良いと思います。 ラストも良かったけど、ちょっと長すぎたかな(笑)。 でも、幾度か振り返った、あの感じが凄く良かった。 佐和子と大浦くんの初々しい恋愛が可愛くて仕方ありませんでしたよ~vv あの指揮での一件は相当ウケました。サッカー部・・!かわいい、かわいいよー! いいな。(いやまぁ、結構重かったんだけど)こういう、前を向いていこうって思えるような作品を見ると、元気が出ます。 そういや、大浦くん役の勝地涼さん、中学生男子役なのに、当時21歳・・・らしい。す、すごい。知らずに見てたら、あんまり違和感感じなかった。。
「DEAR WENDY〈ディア・ウェンディ〉」
![]() 2005年/デンマーク・ドイツ・フランス・イギリス合作映画/監督:トマス・ビンターベア/出演:ジェイミー・ベル、マーク・ウェバー、ビル・プルマン、アリソン・ピル、クリス・オーウェン、マイケル・アンガラーノ、ダンソ・ゴードン、ノベラ・ネルソン 「親愛なるウェンデイ。もし誰かが僕に致命的な一発を撃つなら、その弾丸は、君から発射されたものであって欲しい。」 恋人に愛を語るように、主人公はウェンディに語りかける。 純粋に愛を捧げ、殉じようとする主人公。彼がそこまで魅せられるウェンディとは、寂れた雑貨屋で玩具だと思って買った銃。何故か気に入って、いつも持ち歩くようになり、実は本物だと分かったときから、彼は銃に女性の名をつけ、特別な愛を捧げるようになる。 イマジカにて観賞。 主人公が、「リトル・ダンサー」の男の子なんですよね。正直、どこまで大きくなったかな~っていうのが観たくて録画したんですが、思った以上に・・・大きくなってるんですね。おかしいなぁ。リトル・ダンサーのときも、私既に社会人だったような気がするんだけど(笑)? しかもこれ、2005年製作だってのにな~(笑)。今はもっと大きくなってますね・・・。 これまた、舞台が「リトル・ダンサー」と同じく炭鉱の町なんです。炭鉱で働けない者は、負け犬扱いとされる町。 どうしても炭鉱で働くのがイヤで、店で働く主人公は、ウェンディを手にしたことによって、精神的に強くなれると感じるのです。 同じように負け犬扱いされている若者たちを集め、彼は秘密結社を作ります。その名も「ダンディーズ」。 クラシック銃の愛好クラブ。彼らに銃を携帯させ、ダンディーに生きようぜ!という趣向の集まりらしいです。 子供っぽく見える彼らの行動ですが、彼らは真剣そのもの。強くなるために銃を携帯する。そして、それがやがて破滅を導く・・・ 銃による平和主義をモットーとする彼らですが、結局は銃がもたらすものは、平和ではない。 一見、社会派の青春映画。だけどエンターテイメント性も出しつつ、観客の目を離さない作りになってます。ツッコミどころも多いしね・・・(笑)。 奇抜な展開ではあったのですが、彼らの銃に対する愛情を見ていると、何だか切なくなってしまいました。後に残るものは、切なさですね・・・。
「尼僧物語」
![]() 1959年/アメリカ/監督:フレッド・ジンネマン/脚本:ロバート・アンダーソン/出演:オードリー・ヘプバーン、ピーター・フィンチ、ディーン・ジャガー オードリー・ヘップバーン主演の、名作映画。 イマジカで放送されていたので、良い機会だと思って録画して観てみたんですが・・・ 名作というものは、時を越えても全く飽きないものですねぇ! 内容的にもとても興味深くて、物語のゆくえがとても気になって、あっという間の2時間30分でした。正直、あの後どうなったのか、もっと観ていたかった。 看護尼になってコンゴへ行くという夢を持って修道院へ入ったガブリエル。しかし、向上心や良心と、修道院での宗教活動とは相容れるものではなく・・・彼女の葛藤を描いた2時間30分。全然長くなかったです。 しかし・・・シスターになるということがどういうことなのか、初めて知りましたよ。本当に人ではなく、神のための道具となるのですね。 まぁ、宗派的なものもあるでしょうけど・・・ 正直、自我を捨てるということが、尼になるということが、これほどのものとは思ってなくて、今の私には絶対無理だと思いました。それだけの覚悟はない。日本の武将のなんちゃって入道とは厳しさや覚悟が全然違うなぁ。 宗教に興味を持ったことはありましたが、いや・・・無理だ。私には無理だ。 シスターになるまでの試練や儀式、戒律など、初めて知ることばかりで、すごく興味深かったです。 シスターになる儀式の衣装、本当に花嫁みたいな服なんですね。神の嫁になるんだ。契約の指輪をもらうんですよ。へぇぇぇ 宗教と現実の歪みを感じさせられる映画でした。 うーん・・・難しいですね。彼らの宗教活動を批判するものではなく、世を捨てるということの難しさがすごく感じられました。 特に私は無宗教だからこそ、余計になぁ・・・。 コンゴでの、お医者さまとの関係にすごくドキドキしましたよ。 正直、プラトニックの方が恋愛って萌えるよね(名画に向かって何て言い草・・。笑)。 実話ということなので、本当にあのあとがどうなったのか、気になります。彼女のことだから、さらに自分を厳しい場所に置いたんだろうなぁ・・。悲しい結末でなければいいんですけど。
「ブタがいた教室」
![]() 2008/日本/監督:前田哲/原案:黒田恭史/出演: 妻夫木聡、大杉漣、田畑智子、池田成志、ピエール瀧、清水ゆみ、近藤良平、大沢逸美、戸田菜穂、原田美枝子、26人の子供たち 「ブタを飼って、大きくなったら皆で食べたいと思います。」 予告でこの台詞を聞いて、度肝を抜かれました。 小学校の壇上で、可愛い子ブタを抱えた若い教師(妻夫木くん)が、生徒達に向かって。 何て凄い試みなんだろう!食育をする上で、これ以上のものはない・・・でも正直、問題も山積みですよね。 現代の子供たちに、本当にここまですることが必要なのだろうか。また、中学生ではなく小学生じゃないですか。この子たちに経験させるには、とても酷なことなんじゃないだろうか・・・ 飼い始めてすぐ、子供たちは子ブタに「Pちゃん」という名前をつける。 うわぁ・・・嫌な予感・・・(涙) 一年間、クラスの仲間として楽しくPちゃんと過ごす子供たち。 でも、卒業の日は日毎に近づいてくる。それまでに、Pちゃんをどうするのか、決めないといけない・・・厳しい現実が、子供たちにのしかかってきます。 この映画のすごいところは、これが実話を元にしているということ。 さらに、この映画の結末については、出演した子供たち自身が自分たちで出したものだということ。 つまり、ガチなんですね。演技じゃなくて。 子供たちには、結末の書かれていない、白い脚本が渡されたそうです。 Pちゃんをどうするか、毎日毎日子供たち話し合います。 それは、大人の想像以上に・・・子供たちの口から出る言葉は、真剣に悩みぬいた上の、心に迫る意見のやり取り。本気でつかみ合いのケンカになったこともあったそうです。あれも演技じゃなくてガチだったのか・・・ 何が大切なのか。 何を教えるべきなのか。 子供に観せたい映画であると同時に、大人にとっても、子供たちの言葉の重さを考える良い機会だったと思います。 子供たちが出した結末は、是非皆様ご自身の目で確かめて、受け止めてあげてください。 本当に凄い映画でした。半分ドキュメンタリーですね。 もうほんと・・・子供たち、お疲れ様!! |
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