忍者ブログ
映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
[39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「フェリックスとローラ」
フェリックスとローラ [DVD]

2000/フランス/監督:パトリス・ルコント/出演:シャルロット・ゲンズブール 、フィリップ・トレトン 、アラン・バシュング 、フィリップ・ドゥ・ジャネラン

シャルロット・ゲンスブール目当てで観ました。多分お気づきのことと思いますが、私、出演者目当てで選ぶこと多いです(笑)。
すんごいメイク濃かったですが、それがとても自然に見えました。日本人があれやったら大変です。
ヒロインのローラの行動が不可解すぎて、多分、観ながらヘンな顔してたと思います(笑)。ラブストーリーなのですが、一見とても複雑そうなんです。
・・・あのラストは、意外すぎました。
あれは賛否両論かもしれません。でも、言葉にできない“何か”が感じられるラストでした。窒息するような。
それにしても、フェリックス・・いい人すぎです。まぁ、彼のあのときの心境としても色々あったんでしょうけど。
後から後から、物思いが起こる作品です。

まぁでも、ローラの気持ちが分かるかって言われたら、分かるような気はするけど、肯定はできないなぁ。
PR
「白い嵐」
白い嵐 [DVD]

1996/アメリカ/監督:リドリー・スコット/出演:ジェフ・ブリッジス 、キャロライン・グッドオール 、ジョン・サヴェージ 、スコット・ウルフ 、ライアン・フィリップ

実は、ロードショー時に映画館で観たことのある映画。実は、この頃スコット・ウルフに興味があって・・(また出演者目当てかよ!)。
実際にあった訓練船の沈没事故をもとに作られた実話映画です。
1年間厳しい船長のもとで訓練を積む少年達。小さな船の中で、厳しい訓練の中で、次第に友情を深め、強くなっていく彼ら。思春期の男の子ならではの揺れやすさと危なっかしさを持ってて、それを正面からぶつかって乗り越えていく様は、観ていて胸が熱くなりました。
素直に感動できる物語だと思います。
もちろん、彼らを襲う事故を思うと、それだけを言っていられないのですが・・・
船に乗り込む前には、あんなに頼りなかったあの子たちが、たった一年であれほどに強くなったんですものね。全てを受け入れるだけの勇気と強さを持った、大人に。
できすぎた青春物語のようですが、実話なんですものねぇ。

それにしても、amazonのレビュー。

“寄港地での上陸時間中に性的快楽にも目覚めていく。”

や、そこ重要じゃない(笑)!そんなレビューいりません!
「にんじん」


1932/フランス/監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ/原作:ジュール・ルナール/出演:コレット・セガル 、ロベール・リナン 、アリ・ボール 、カトリーヌ・フォントネ

夫婦の愛情の冷え切った時に生まれたフランソワは、赤毛とそばかすのため、母親に“にんじん”というあだ名をつけられる。母のいじめと父の無関心にあい、そして・・・
どうやら、原作とは少し内容が違うらしいです(原作読んだことないですが)。
ネタバレ反転。↓
まるで実の子とは思えない母親の仕打ちを受けながらも、明るく振舞う“にんじん”の姿。目に見えないところで心が壊れていくのが、切なくて切なくてたまりませんでした。
母親を「奥さん」と呼び、父親を「ルピックさん」と呼ぶ。嫌いだと言いながら、一線を引いたような言い方をしながらも、心の奥底ではいつもいつも両親の優しさを求めていたんですね。
死にたいと願う少年。すんでのところで、父親によって救われるわけですが・・・
全てが解決したわけでは決してないし、少年が願うものが手に入ったわけでもないような気もするし・・・これからも辛い毎日が待っているような気がします。
結局、父親と息子というよりもずっと対等な関係で分かりあえたような気がしますが、そうすることで“にんじん”はフランソワになり、新しく生まれ変われるのかもしれません。
“家族”という枠の中での人間関係。フランソワの言うとおり、「家族とは共感し得ない人間たちが同じ屋根の下に集まっている所」なんですよね。そのなかで、どう生きていくか。色々考えさせられました。

「やかまし村の春夏秋冬」
やかまし村の春夏秋冬 [DVD]

1986/スウェーデン/監督ラッセ・ハルストレム/原作・脚本:アストラッド・リンドグレーン/出演:リンダ・ベリーストレム、アンナ・サリーン、ヘンリク・ラーソン、エレン・デメルス、ハラルト・ロンブロ

やかまし村の子どもたち」の続編。こちらは、厳しい冬を乗り越えて春を迎える物語。スウェーデンは夏が短く、冬がとても厳しいのだそう。厳しいながらもとても美しい自然の中で、クリスマス・新年・イースターなどの行事に胸を躍らせ、キラキラと成長する毎日が描かれています。
女の子二人が小川で妄想遊びをするのが、自分の子供のころそのまんまで笑いました。やっぱりやるよね、あれ。キンポウゲ王女~とか(笑)。ちなみに水玉は、小さい頃から弱虫だったので、お姫様にはなれませんでした。
すごく見てて優しい気持ちになれる映画です。癒されました~!
「やかまし村の子どもたち」
やかまし村の子どもたち [DVD]

1986/スウェーデン/監督:ラッセ・ハルストレム/原作・脚本:アストリッド・リンドグレーン/出演:リンダ・ベリーストレム、アンナ・サリーン、ヘンリク・ラーソン、エレン・デメルス、ハラルト・ロンブロ

スウェーデンのたった3つの家しかない村の子供たちに起こる身近な出来事の物語。
溜息が出るほど美しい自然の中で、伸び伸びと成長する子供たち。
女の子と男の子でお互いに対立してイタズラしあったり、小さな冒険に胸を膨らませたり。あっは、私も子供のころあんなことしてたなぁって懐かしくなるシーンがたくさんありました。
子供って、どこの国でも同じなんだなぁ~~。でも、あの大自然は羨ましい。自然って、子供の想像力を豊かにしますよね。
ラッセとボッセは、リサのお兄さんだったのね。リサが問答無用に結婚相手を決定していたので、何故なんだろうと思ってましたが、皆が村に残るには、確かにそうなるしかないんだ。うまくいけばいいけど(笑)。


忍者ブログ [PR]
新潮文庫の100冊 2010
読書記録
プロフィール
HN:
水玉
性別:
女性
ブログ内検索
メールフォーム