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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「夏休みのレモネード」
夏休みのレモネード [DVD]

2002年/アメリカ/監督:ピート・ジョーンズ/出演:エイダン・クイン 、ボニー・ハント 、ケヴィン・ポラック 、ブライアン・デネヒー 、エディ・ケイ・トーマス

これ、かなり好きです。テーマ自体は難しいのですが、それを優しいエピソードで明るい方へ導いてくれます。本当は、こんなに簡単に解かれることはないでしょう。優しい気持ちでお互いを見ることは難しいでしょう。
それでも、「ほら、こんな簡単なことなんだよ。」って言ってくれるようです。“宗教って、信仰ってこういうことでしょ”。
無宗教の私にとっては、それは当たり前のことに思えます。でも、宗教の違いや文化の違いをお互い寛容になれないことが、これまでどれだけ多くの惨事を招いたことか、私たちは歴史で知ってますよね。
まだ聖体拝領を受けてない子供の純真で利発な鋭い疑問が、多くの人の心を動かすことと信じたいです。神父様は彼の質問にドキッとしたのかな。動揺するわけを、ちゃんと自問したいものです。
物語の進み方も明るくて、切なくて。サラッと見れる感じです。
でも、すっごく大切なことを言ってる。聞き逃しちゃいけませんですとも!
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「リトル・ヴォイス」
リトル・ヴォイス [DVD]

1998年/イギリス/監督:マーク・ハーマン/出演:ジェーン・ホロックス 、ユアン・マクレガー 、ブレンダ・ブレシン 、マイケル・ケイン 、ジム・ブロードベント

いやまぁ、ユアン・マクレガー目当てで見た映画でしたが、ヒロインも可愛かったです。私、最初は少年かと思ってました、彼女。中性的な美少年みたいな顔をしていらっしゃいます。おかっぱだしな!
友人が、「ユアンは変な役ばかりだよね。」って言ってましたが、この映画の中でも、鳩だけが友達っていう役どころでした(笑)。

映画の内容的には、私としては“おとぎ話”だなぁ、という感じです(悪い意味ではないですよ)。才能を秘めた自閉症の女の子、亡くなった父のレコードだけを心の頼りに生きる彼女の物語なのですが、心を固く閉ざしていた割には、解決のくだりは簡潔でした。こうも簡単にはいかないだろうとは思いますが、映画ですものね。見終わったあと、スッキリ心が軽くなる映画です。
「運動靴と赤い金魚」
運動靴と赤い金魚 [DVD]

1997/イラン/監督:マジッド・マジディ/出演:ミル=ファロク・ハシェミアン 、バハレ・セッデキ 、アミル・ナージ

何か、イスラム圏の国の生活は未知の世界でしたので、凄く新鮮でした。貧しい国だというイメージがありましたが、当たり前のように助け合って生活してる彼らの日常に、感動しました。
心が優しさでいっぱいになる映画です。すごく好き!!
イスラム教の女の人って、顔を見せちゃいけないんですよね。
主人公のアリの妹の、小さなザーラも白い布を被ってて、それがすっごく可愛かったです。

自分の家では、スカーフみたいなきれいで柔らかそうな布を被ってました。これがまた可愛かったです。

そういえば、あの靴を履いてた女の子、あの子は何故あの靴を履いていたのでしょうね。あの子はお金持ちそうだったので、ゴミ回収された靴を拾うとは思えないんですが・・偶然同じデザインの靴だったのでしょうか。あのお金持ちの子がまた、えらい可愛かったです。天真爛漫で純粋で。それゆえに、ザーラを傷つけたりもするんですけどね。
「メルシィ!人生」
メルシィ!人生 [DVD]

2000/フランス/監督・脚本:フランシス・ヴェベール/出演:ダニエル・オートゥイユ 、ジェラール・ドパルデュー 、ティエリー・レルミット 、ミシェル・ラロック 、ミシェル・オーモン

かなり面白かったです!!こういうの大好きです!!
舞台はフランスのコンドーム工場。妻子に出て行かれ、その上リストラされそうになった冴えないサラリーマンが、リストラ撤回策としてゲイを装うのですが、それを巡るコメディ。

まず日本では考えられない撤回策ですよね。もちろん、この会社がコンドーム会社で、ゲイを敵に回せないというのもありますが、ゲイ発覚のあとの会議の様子に、フランスって進んでるなぁ・・!と素直に感動しました。

(ネタバレ反転↓)
興味深かったのは、息子の反応!
うーん、でもあの冷たい奥さんに棄てられたパパを見下しちゃう気持ちは分かります。あんな女を追い回して未だに未練がましく電話してくるくらいですもの。
それが、ゲイだと知って・・・

「パパは、本当の自分をみつけたんだよ!」

や、かなり笑えるシーンだったのですが、それでも目をキラキラさせた息子にはちょっと感動を覚えました。ゲイだと知って初めて父親と認めることができるなんて!

やー、同僚達の反応からしても、何からしても。

これが文化の違いってやつですかね。
いいなぁ!すごく好きです!!
「フランダースの犬」


1998年/アメリカ/監督:ケヴィン・ブロディ/出演:ジェレミー・ジェームズ・キスナー 、ジェシー・ジェームズ 、ファレン・モネット 、ジョン・ヴォイト 、ジャック・ウォーデン

実写版フランダースの犬を見ました。
ネロ少年が可愛かったです~!絵描きの少年、なんてツボなんでしょう!

絵を勉強するネロへの画家の言葉の数々、とても心に残りました。
一度途中で幼年期→少年期に成長するのですが、ネロ以上にアロアが成長してて、びっくりしました。背、お母さんと同じくらい高くないですか?11歳?でしたっけ。。
ネロの少年期も可愛い子でしたね!むしろ幼年期よりもこっちの子の方がツボかも*

(ネタバレ反転↓)
大筋は、アニメと同じでしたね。
ラスト、あれはアニメと同じ最後と解釈してよいのでしょうか?
ルーベンスの霊(?)の言葉が、生きるんだか死ぬんだか分からない感じだったので(ネロの画家としての今後のようなことも言及してましたから)、かなり混乱しましたよ。
でも、光が飛んで行ったしな・・・

腑に落ちない点。
ネロの父親は、誰なんでしょう(え、大切な何か見逃してる?)?
ローマに壁画を描きに行った画家かしら、とも思ったのですが(彼の弟子?と思わせる台詞も)、ネロに気づかないのも変かなぁ。
もしくは、ステファンズ?あのネロの母親へのひどい言い様、昔振られたとか。そしてネロの存在を知らない。母親が村を出なくてはならなかったのは、彼に陵辱された挙句、子供を身ごもってしまったから、とか(暗い・・)。
もしくは、ルーベンス・・・。これはないかな?生きてる時代的にどうなんでしょう。でも、教会のシーンで「君の母親を知ってるから、君に興味を持った」って言ってたのがすごく気になります。

ストーリー的にはアレですが、音楽が結構明るいので救われた感じがしますね。
アニメほどに“泣かせる”感じではなく、むしろ暖かく描いてありました。

ネロ、もし生きてたらどんな多くの感動を人々に残したでしょう。
彼の未来は輝かしかったはずなのに。
切ないです。


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