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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ゴーストライダー」
ゴーストライダー デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

2007年/アメリカ/監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン/出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ピーター・フォンダ

父親の癌を治すため、自分の魂を悪魔に売った主人公。契約により、彼はゴーストライダーとなってしまう。アメリカのヒーローって、見た目が怖いものが多いですよね。何故だろう・・・嫌われる見た目で、実はヒーローっていうのがいいのかな?

映画館で観ました。誘われて行ったのですが、誘った相手は非常に謝っておりました。そう?それなりに楽しかったけど?ちゃちい感じ(言う言う。笑)のストーリー展開で、純粋に考えず楽しめる感じでした。
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「阿修羅のごとく」
阿修羅のごとく [DVD]

2003年/日本/監督:森田芳光/原作:向田邦子/出演:大竹しのぶ 、黒木瞳 、深津絵里 、深田恭子 、小林薫

それぞれの生活を抱える4人の姉妹。偶然老いた父に、愛人と子供がいることを知ってしまい、狼狽する。
そしてこの事件を機に、それぞれの生活の問題点が浮き彫りになってくる。

“女は心に阿修羅を持っている。”

特に、私と同世代以上の女性の方が見たら何かしら感じることがあると思います。学生の頃だったら、こんなにリアルには感じなかったかもしれない。笑って、泣いて、心が温まる、でも後味がちょっぴり切ない・・・そんな作品です。ちょっと先が読める話でしたが、そういう部分含めて良かったです。
木村佳乃さんが最高でした!!あの視線、仕草、話し方、可笑しすぎです(笑)。なに考えてるのか分からない笑顔が!怖~い!!
獅童さんがとても可愛かったです(笑)。かなり挙動不審な役で、あの人が今までやってきた役の中で、この役が一番好きかも*
“結婚”というものに対して色々考えさせられました。もともと、男の人と女の人って考え方が違うんですものね。本当の意味で心が交わることってないのかもしれない。女の人が永遠に隠し続ける心を、男の人は気づかずに生きていくもかもしれません。なんていうと、男の方がお気を悪くされるかもしれませんが。
そうやって上手くバランスがとれてるのかもしれませんよ。波風立てず・・・でも、それってすごく切ないですね。
「アバウト・ア・ボーイ」
アバウト・ア・ボーイ [DVD]

2002年/アメリカ/監督:クリス・ワイツ 、ポール・ワイツ/出演:ヒュー・グラント 、レイチェル・ワイズ 、ニコラス・ホルト 、トニ・コレット 、シャロン・スモール

独身男ウィルは一曲のみヒットさせた父の遺産で仕事もせず、気ままに暮らしている。
「後腐れのない出会い」を求めてシングルマザーのナンパに出かけた先でのマーカスという少年との出会いがウィルの人生を変える。
とにかくヘタレなヒュー・グラントに乾杯!こういう役似合いすぎです(笑)!
この作品は、確か目覚ましテレビか何かでインタビューしてたのを見て、ヒュー・グラントと子役の子のかけあいのあまりの面白さに、絶対観たいと思って興奮してた作品なのです。期待どおりでした。
親子みたいでいて、友達なんです。だからでしょうね、この絶妙な会話!!
人生において大切なもの、必要ないと思っていたそれら、本当は手に入れる勇気がなかっただけ。そのことを少年から教えられる大人という関係がすごく良かったです。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [DVD]

1994年/アメリカ/監督:ニール・ジョーダン/原作:アン・ライス/出演:トム・クルーズ 、ブラッド・ピット 、スティーヴン・レイ 、アントニオ・バンデラス 、クリスチャン・スレーター

妻に早くに死なれ、死にたがっているルイのもとに、バンパイアのレスタトが現れる。彼と共にバンパイアとして生きていく決意をしたルイは、肉体の死を迎えるが、人間としての心の死を迎えることができなくて苦しむ。
とにかく人間臭く苦しむルイが魅力的。そうやって苦しむ様が、周りのバンパイアをどうやら虜にするようで(笑)。ブラピの泣き顔は色気がありますね。。また、小さな身体に大人の女性の精神を持つクローディア役のキルスティン・ダンストの演技力に舌を巻きます。あどけなさを持つ少女の顔から、哀しみに溢れた大人の女性の表情まで、たった10歳ながら、素晴らしい女優です!天使のような容姿に、欲望を満たすための子供らしい貪欲さと残酷さ。ゾクゾクします。
初めて自分のお小遣いで観に行った映画。この映画が、私の映画好きのきっかけになっております。
『服も髪も、人形みたいにするのはなぜ?どうして私は大人になれないの!?』そのことに、彼女が疑問を持ち始めてから、悲劇は始まっていくのです。
「いつか晴れた日に」
いつか晴れた日に [DVD]

1995年/イギリス・アメリカ/監督:アン・リー/原作:ジェイン・オースティン/出演:エマ・トンプソン 、アラン・リックマン 、ケイト・ウィンスレット 、ヒュー・グラント 、グレッグ・ワイズ

ジェイン・オースティンの「分別と多感」の映画化。
分別をもった言動をもって、いつも淑女として振舞うエリノア。自らの感情を閉じ込め、いつも毅然とした態度で臨む彼女。
一方自分の情熱に正直に生きる奔放な妹マリアンヌ。最初はこの姉妹のことかと思っていたのですが(分別と多感)、きっとこれはエリノアの中に潜む二つの面のことなのですね!二律背反*
もう、ドロドロなんです。心の中にドッロドロ。(ネタバレ反転→)ずっと耐えてたエリノアが、ラストで真実を知って感情を吐き出すように泣き出したシーンがごく印象的でした。
ああいう、感情渦巻く物語ってすごく好きです!
イギリスのあの頃(18世紀?)の女流作家ってそういう、潔癖さの中で自らの感情と闘うような、ドロドロした作品が多かったですよね。イギリス淑女って、すごい黒い地味な服と教区、地味っていうイメージが強いのですが、そういう日本の田舎みたいなしっかりした枠組みの世界の中で、ああいう本を執筆するほどの熱を内に秘めてたんだなぁ、と思います。


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新潮文庫の100冊 2010
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