映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「サイレント・ボイス 愛を虹にのせて」
1987年/アメリカ/監督:マイク・ニューウェル/脚本:デイヴィッド・フィールド/出演:ジョシュア・ゼルキー、アレックス・イングリッシュ、ジェイミー・リー・カーティス、グレゴリー・ペック、ウィリアム・ピーターセン 反核のために、一番好きな野球をやめた男の子。 小さな記事が有名なバスケ選手の目に留まったことから、世界中を巻き込む大きな騒動になる。 想いを行動に移す少年の勇気に感服しました。夢のような話だけど、夢物語ではないと思いたい。小さな行動の一つが、世界を変えるかもしれないという希望を、信じたい。 なんかマイナーな映画のようですが、出演陣は案外豪華ですよね。名が売れるより前の作品なのかな? PR
「木靴の樹」
![]() 1978年/イタリア/監督・脚本:エルマンノ・オルミ/出演:ルイジ・オルナーギ 、オマール・ブリニョッリ 、ルチア・ペツォーリ 、フランコ・ピレンガ 、ロレンツォ・ペドローニ 「ジョバンニ」のオルミ監督の一番有名な作品ですね。イタリアの小作民の生活が丁寧に描かれた作品です。収穫の2/3を地主に取られる極貧の生活の中で、彼らは明るく敬虔に生きていきます。 小作民の家族4世帯が主人公で、登場人数の多さと画像の粗さとイタリア人の顔の区別がつかない(皆、濃い・・。汗)のとで、どれが誰だか、把握するまでに時間がかかりました。淡々と進む話の上、3時間という長さ。でも、全然長さを感じませんでした。すごく好きです、この映画!! 何がいいって、貧しくって大変なのに、正義感が強く、家族を愛し、神を信じ、善良に生きる彼らの姿です。「ロミオの青い空」のロミオの家族を思い出します・・! でもね、それがこの家族だけじゃないんです。当たり前のように、この時代の貧しい方たちにはその生き方が浸透してる。疑ったりしないし、見捨てたりしない。 まぁ、ちょっとばかり他の家を出し抜いてトマトを早く出荷するおじいさんの企みがあったくらい?夜中に秘密の作業してたりして、可笑しかったです、が、実際、生活のための死活問題なんですよね・・。 可笑しいエピソードがたくさん詰まってて、すごく楽しい映画でした。 そうそう!あれね、本当にそういうのやってたんですね。 “勇者の木登り”!!(@ロミオの青い空) 聖母祭のシーンがあったのですが、そのなかでやってました。まさにあんな感じ。ただ、粉を棒に振りかけていたので、より危険だと思われます(汗)。登れる子、いるのか?? コインの話は爆笑しました。案の定だよ!おバカな子(笑)!※おじさんですよ。 夜、皆で集まって作業するんですが、そのときにしてた怖い話、何だか聞き覚えがあったんですが・・・。「おまえだー!」シリーズのやつ(笑)。途中で、「ん?この展開は?」って思いましたもの。あれって、イタリアが源流だったんですね~。エピソードの違う、色んな話が飛び交ってますけど。 あと、ものすごく意外だったのが、ストーカーちっくの男。 (ネタバレ反転↓) まさか、結婚するとは思いませんでした(笑)。 彼女が帰るところを数メートル後ろからずぅっとついて来たり、待ち伏せしてたり、本当に気味が悪かったのに。 ニヤニヤしてる感じがまた、イヤ~な感じでした。 普通に待ち伏せしてるならともかく、隠れるように待ち伏せしてたりして、彼女が「驚くじゃないの!」と気味悪そうに見てたというに・・・ 一体どこで何がどうして・・・ 男女の仲はよく分からないです。 彼女たちが結婚して、養子をもらいに行くシーンも印象的でした。養子を迎えることで、国から養育費が出る。彼女たちの生活も助かるし、子供は親を持つことが出来る。なんてすごい制度なんだろう!助け合いの制度ですって。 「大切に育てなさい。幸せになれる。」 表題の、木靴のエピソードについては、物語の一部でしかありません。が、これを表題に持ってきた意味が、ラストまで見るとすごく実感できます。彼らの生活の現実なんです。 すごくいい映画でした。今まで見た中で、かなり上位です。
「春の雪」
![]() 2005年/日本/監督:行定勲/原作:三島由紀夫/出演:妻夫木聡、竹内結子、高岡蒼佑、榎木孝明、岸田今日子、大楠道代、若尾文子、及川光博、宮崎美子 幼馴染の綾倉家の令嬢、聡子への恋心を持ちながら素直に表せない松枝清顕。彼がようやく恋を自覚したのは、聡子と宮家の王子、洞院宮治典王との正式な婚約発表の後のことだった。 三島由紀夫作品、初めてです私。これ、文字で読んだら萌え死にそう。 松枝の若様のザ・青春な台詞の数々がステキでした。でもな~、個人的にはこれ、妻夫木くんじゃないんですよね~(不器用で一途な感じは良かったんだけど)。もっと鬼畜に冷たい表情ができる人に言ってもらいたい。M発言(笑)。 とにかく映像美!竹内結子がとにかく美しかったです。
「デスノート-the last name-」
![]() 2006年/日本/監督:金子修介/原作:大場つぐみ、小畑健/出演:藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、片瀬那奈、マギー、上原さくら、津川雅彦、中村獅童、藤村俊二、鹿賀丈史 死神がもたらしたノートの力を使って、正義の名目のもと、次々と犯罪者を殺していく夜神月。 原作と違うラストということで、楽しみにしてました。映画の方が人間的かなぁ。月を逮捕するためなら何でもやっちゃうっていう観点でいえばLらしいんだけど、これで正義の味方になっちゃうなら、ちょっと違うような気もするなぁ(紙一重のとこがいいんですよね~)。や、だから映画のLってことで納得すればいいんだけど。 原作の、何か腑に落ちないようなラストも好きですしね。 |
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