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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「ベリッシマ」
ベリッシマ [DVD]

1951年/イタリア/監督:ルキノ・ビスコンティ/出演:アンナ・マニャーニ、ワルテル・キアーリ、ティーナ・アピチェラ、アレッサンドロ・ブラゼッティ

子供をオーディションに合格させようと必死になる母親の姿を描いたコメディ。
口を挟む隙を与えないほどまくしたてる、イタリア女性のパワーに圧倒されます。怖い、怖すぎる・・・でも、母親は強い!
これくらいの強さを以ってして、イタリア人男性と渡り合えるのかもしれませんね(笑)。
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「初恋」
初恋 プレミアム・エディション [DVD]

2006年/日本/監督:塙幸成/原作:中原みすず/出演:宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、柄本佑、青木崇高、松浦佑也

東芝の3億円事件の犯人は、女子高生だった。という小説が原作。主人公と原作者の名前が同じで、自分が犯人であると告白している形の、混乱させる物語。
考えてみれば、犯人が捕まらないのって、本当に不思議。
これが真相であれば、今もって謎のままであるというのも納得できる・・・ような気がします。
「バタフライエフェクト」
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

2004/アメリカ/監督:エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー/出演:アシュトン・カッチャー 、エイミー・スマート 、ウィリアム・リー・スコット 、エルデン・ヘンソン 、メローラ・ウォルターズ 、エリック・ストルツ

『きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。それは、神にも許されない行為。』

ケーブルでチャンネル操作中に偶然出会った作品です。最初の辺りで、思いきりホラー要素が出ていたので、ちょっと悩んだのですが、先が知りたくてついつい観ちゃいました。
いやまぁ・・少年時代のエヴァンが可愛かったというのもありますけど(それでチャンネルの手が止まった。笑)。

ホラーじゃありませんでした。恋愛映画だったんですね。

主人公のエヴァンは、幼い頃から何度か、出来事の重要な部分が記憶にない、何か重要なことが起こったようなのだけど、思い出せない、という一時的な記憶喪失に悩まされてました。
青年期のある時期、精神治療で始めた日記を読み返すことで、その記憶喪失の部分(過去)に戻ることができるという、不思議な能力が現れます。

“バタフライ・エフェクト”とは、“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という例えのカオス理論。

幼馴染の女の子を救うために、主人公が良かれと思って起こした小さなひずみが、恐ろしい未来を引き起こすのです。

なんとも、よく出来たSF物語でした。
先が読めない話でしたね。2時間、目が離せませんでした。展開を追うので、必死。小説で読んだとしても、相当面白かったんじゃないかと思います。
でも、映像化したからこそ、あのホラーっぽさが出たのでしょう。オリジナル脚本だそうで、だからこそ、すごく映像効果が良いと感じたのかも。

ちなみに主人公の青年役、アシュトン・カッチャーは“世界で最も美しい男”に選ばれたらしいですが、私のタイプではないです・・。個人的には、あの順調に成長してた可愛い男の子(7歳:ローガン・ラーマン、11歳:ジョン・パトリック・アメドリ)が何故こんな容貌に!という感じだったのですが。

面白い上に、ラストの切ないハッピーエンドになんともいえない苦さと優しさを感じる、良い映画でした。
怖いっちゃ、怖い映画かなぁ。記憶喪失の部分の、真相が。
「Dear.フランキー」
Dearフランキー [DVD]

2004/イギリス/監督:ショーナ・オーバック/出演:ジェラルド・バトラー,エミリー・モーティマー,ジャック・マケルホーン,シャロン・スモール,メアリー・リガンズ

ステキな映画でした。興奮して、泣けて、愛しくなる映画です。

難聴の男の子、フランキー。
フランキーは祖母と母親と三人暮らしです。父親は、船に乗っていて、フランキーと父親は、文通で結ばれています。
でも、本当は。
フランキーの手紙が届く先は、私書箱。フランキーに返事を書いていたのは、フランキーの母親なのでした。

いやね~、「銀河鉄道の夜」のザネリを思い出させるような、イヤな友達がいるんですよ。そいつが、新聞で、父親が乗っていることになっている船が、彼らが住む町に上陸するっていうのを見つけてきたために、フランキーの母親は、父親役の男性をお金で雇うことを決心します。

フランキーのしたたかさ(強さ)と無邪気さ。何も話さない分、全て表情で語ります。穏やかに周りを見つめる目は、人々の同情の目すらも超越してるように見える。
本当にいい子でした。
パパに会えて嬉しそうな彼の表情に、すごく癒されましたよ☆

ママと、雇われパパの微妙な関係にも、すっごくドキドキしましたv「ああっ・・・ああーー!」と、何度ももどかしさにキュンキュンしましたもの。

観た後で、幸せな気持ちになる映画です。すごく好き!!
「二人のロッテ」
ふたりのロッテ [DVD]

1994年/ドイツ/監督:ヨゼフ・フィルスマイヤー/原作:エーリヒ・ケストナー/出演:フリッツィ・アイヒホーン、フロリアーネ・アイヒホーン、コリンナ・ハルフォウフ、ハイナー・ラウターバッハ

敬愛するエーリヒ・ケストナー原作の児童書の映画化。アメリカでは「ファミリー・ゲーム」、日本では「ひばりの子守唄」(美空ひばり一人二役の映画)で映画化されていますが、1番原作に近い形での映画だと思います。

スコットランドの英語学校夏期コースに参加したことがきっかけで知り合ったシャーリーとルイーゼは本当に容貌がそっくり。誕生日も出身地もまったく同じだと知った二人は、自分達が双子であることに気がつく。もう一人の両親に会いたい二人は、入れ替わり作戦を行う。

原作を愛しすぎて、好きなシーンが多すぎて、終始ボロッボロ泣きながら見てました。
ストーリー展開のハラハラ度も高いし、クライマックス時の感動ときたら、たまりません!原作でもこの映画でもいいので、是非読んでー!もしくは観てー!


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