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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「めがね」
めがね(3枚組) [DVD]

2007/日本/監督・脚本:荻上直子/出演:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ、薬師丸ひろ子

何もかも忘れてたそがれてみたらいいじゃない!

という気持ちになる映画。最高にゆるくて癒されました(笑)。
都会から、ある南の海辺の町に旅行に来た女性。そこで宿泊した旅館は、何だか不思議な旅館なのでした。

何だかよく分からない独特の雰囲気の映画。もたいまさこが出てるだけで、何やらワケが分からない映画になりますよね(笑)。
最初は完全武装してこの町に入り込んだ主人公の女性が、素直にこの変な世界を受け入れた瞬間が、印象的。
わけがわからないけど、いいじゃん。感じるままに感じてみようぜ!っていう見方で見れる映画です。
結局何だったんだろうってチラリと思ったけど、すぐにどうでも良くなった。
素直に、自然に。
伸び伸びと心地よい時間でした。
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「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [DVD]

2007年/アメリカ/監督:デヴィッド・イェーツ/出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム・カーター、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン

ハリー・ポッターシリーズの5作目。原作愛読者の私としては、省いて欲しくない登場人物やシーンが多くあったのですが、映画のみを観る場合としては、うまくまとめてあったと思います。
すみません、この感想は原作と比べたり何だりで、マニアックです!!

とにかく登場人物が増え、原作でもページ数が増えてるなか、ここまで映画で描けているのは凄いことだと思います。
むしろ、短い時間でやるために、いくつかエピソードが変わっているのは、映画作品でのハリポタシリーズとして観たら、これで良かったような気がします。

原作では、ダンブルドアが長く説明する場面が全く省いてあったのには少しびっくりしましたが(重要なことは、別の人との会話や何かでハリーが悟るようになってました)。あの場面がなかったことで、ハリーとダンブルドアの絆が原作よりだいぶ薄く感じるような?映画では、ダンブルドアとハリーというよりは、ロン、ハーマイオニーとの絆を大切に描かれてて、多分それは7作目まで一貫されることなのでしょうね。

チョウのエピソードは上手かった!映画だけで観ると、絶対こっちの方がいいですよね!原作での彼女の違和感は、いくつものエピソードを重ねたからこそ感じられることで、映画でその部分を丁寧に描けないだろうし。が、そうなると今後の展開で困るかもしれませんね(笑)。どうするんだろう。あれはあれで、ハリーの中では真実がどうであれ、もうどうにもならなかったのかもしれませんね。
でもチョウ、前作より可愛く見えたなぁ。

今回はいつになく、セブルス・スネイプが善人に描かれてました。チョウの件、あの一言は何!ハリーのために言ったわけじゃなく、アンブリッジが嫌がるだろうと思ってわざわざハリーに知らせたんでしょうが、あまりの粋さに手叩きましたよ。セブー!すてきー!
それで、その直後のしらじらしい「サッパリ」の台詞と表情に大爆笑でした。ほんとアラン、いい表情しますよねぇvv

今回からのニューフェイス、トンクスとルーナがとても可愛くて魅力的で良かったです。ルーナ、すごいいい子!

神秘部での戦いは本当に凄かったです。
こういう戦いのシーン、どんどん凄くなってる。生徒たちのシーンも凄いけど、とにかく圧巻はダンブルドアvsヴォルデモード。こ・・これは、子供たちのレベルと段違いに違う!ハリー、本当に勝てるのか?!
例のアーチのくだりは、原作よりも映画のほうが自然だと感じました。

パーシーの出番が一切なかったり(しょうがないけど)、ルーピン先生の存在感があまりに薄かったりとか、残念な部分もありましたが、これはまぁ、しょうがないこと・・・。ああ、そういえばドラコの出番もなかったなぁ。まぁ、彼は次でたくさん出てくるよ。

今後、まだまだ映画ハリポタがどうなっていくか、楽しみです*
6巻は映画館で観ようっと。
「恋する人魚たち」
恋する人魚たち [DVD]
1990年/アメリカ/監督:リチャード・ベンジャミン/出演:シェール、ボブ・ホスキンス、ウィノナ・ライダー、マイケル・シェフリング、クリスティーナ・リッチ、ジャン・マイナー

恋多き、それでいていつも上手く行かなくて臆病になってるシングルマザー、そして彼女のことをずっと見てるせいか、ユダヤ人でありながらカトリックの尼に憧れるちょっと変わった長女、母親が言うには水泳のオリンピック選手の娘らしい、天真爛漫な次女。

上手くいかなくなるとすぐに逃げる母親。
だから彼女たちはいつも、引越しばかりしています。
母親に振り回され、母親を見て育ってきた長女の“あんな人生はイヤだ”という思いと、初めての恋に突っ走ってしまって、結局似てるんだなぁ・・という思いと。

セクシーで男性を虜にするタイプながら、幸せから逃げようとする母親。娘たちを愛してるのは間違いないようだけど、それを形にすることができない。
彼女たちの関係は、母と娘というよりも、女性三人という感じです。女性同士だからこその、体当たり。
だからこその、このタイトルなんだなぁ、と感じました(原題は「MERMAIDS」)。

ウィノナ・ライダーとクリスティーナ・リッチが姉妹っていうだけでもう、心拍数が上がりそうでしたよ。絶対観る!って思いましたもん。今まで観たウィノナのなかで、1番若いウィノナだったなぁ。13,4歳くらいの役だと思うけど(性教育できてなかったから、もっと若いのかも・・?!)、当時のウィノナは何歳だったんだろう。
そんでもって、クリスティーナ・リッチが可愛いいい!!仕草から何から、全部可愛かったんですが、とにかく水着になったときの腹の出具合が可愛くてvv

1963年が時代背景ということで、衣装から街並みから、ビジュアル的にもレトロでツボでした。
「阿片と拳銃」

2008年/劇団M.O.P/作・演出:マキノノゾミ/出演:キムラ緑子、三上市朗、小市慢太郎、林英世、酒井高陽、木下政治、奥田達士、勝平ともこ、白木三保、岡村宏懇

劇団M.O.P第43回公演にて、悲しいことにこの回を含めてあと3回で劇団は解散になるようです。理由は知りませんが、残念です・・。
私が観る劇団の中では、比較的正統派で、重厚な舞台を作られる劇団です。本だけで既にしっかりと重厚な物語になってる、とでもいうか。
といっても、そんなに数多く作品を見てるわけではないですけどね。

とにかく、役者それぞれの存在感が大きい。
それぞれが強い印象を放ってて、それが重厚さを感じさせるのかもしれませんね。

物語は時間と場所を行き来しながら、語られる。
同じ映画館の同じ映画の同じ回を見た、初対面の三人の男女が、事件に巻き込まれて一晩留置所で過ごす。不思議な縁を持った三人が、それから辿る数奇な運命が、少しずつ明かされていきます。
(ネタバレ反転↓)
運命の中で精一杯生きてきた三人が、それぞれ人生の最後で穏やかな時間を過ごした(であろう)こと。最後の最後で、人生を振り返って、互いに対して暖かな気持ちを抱けたことが、とても嬉しかったです。
良い舞台でした。はー、ほんとなくなっちゃうのが勿体無い。。役者さんだけなら、他でも観れるだろうけど、やっぱり劇団あってこそ、ですよねぇ。
「小さな恋のメロディ」
小さな恋のメロディ [DVD]

1970年/イギリス/監督:ワリス・フセイン/原作・脚本:アラン・パーカー/出演:マーク・レスター、トレーシー・ハイド、ジャック・ワイルド、シェイラ・スティーフル

パブリックスクール。素直で大人しいタイプの転校生の男の子が主人公。親友は貧しい家庭の、アウトローだけど大人びたところのあるワイルドな男の子。ある日、バレエの授業を覗いた主人公の男の子は、メロディという髪の長い女の子に心を奪われる。

なんちゅうツボ単語の羅列だ!!!

これは、日本で大ヒットするはずの設定ですよねぇ(笑)!
ちなみに、英国では散々に言われ、米国でもヒットはしなかったらしいです。
まぁ、散々に言われる理由も分からなくはないですが・・・
深いテーマはないですが、とにかく純粋さを忘れてる大人にとって、スノードームに入れて閉じ込めてしまいたい時間になるでしょう。
ただただ、想いに純粋で、キラキラしてて。
あのラストにはちょっとびっくりしましたけどね。大抵の映画だったら、あれで終わりってことはないでしょうね。でも、だからこそ閉じ込めておきたい時間なのです。見せるのは、あそこまででいいんです。

いやぁ~~ビジュアル的に超ツボだった~vv
メロディ、姫カットですよ(笑)。


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