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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「マジックボーイ」
マジック・ボーイ [DVD]

1982/アメリカ/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:グリフィン・オニール 、ラウル・ジュリア 、テリー・ガー 、ジョーン・ハケット 、ガブリエル・デル

この監督さんの作品を観るのは初めてでした。ソフィア・コッポラのお父さんというのは知ってましたが(むしろ父親の方が有名ですよね。笑)、ニコラス・ケイジの叔父さん?伯父さん?らしいです。
で、主演がライアン・オニールの息子さんということで、それだけで何だかすごい作品だなぁと思いますが、観てみたら、予想以上に良かったです。静かに流れる映画なのに、手に汗握ります。興奮しました。
サスペンス・・ではないよね、ジャンル的には、青春ドラマ?マジシャン志望の少年が偶然市長の汚職の証拠を知ってしまい、一世一代の手品を行う、という内容です。
(ネタバレ反転↓)
脱獄の挑戦の、最後の扉。
あそこで父親の幻影を見るシーンがすごく良かったです。
脱獄中に殺された有名マジシャンの父親、まさに撃たれた場面の幻影。
死んで布をかけられた父親にそっと近寄り、布をはぐって顔を見て、再び布をかける。彼が布を振ると、中の父親が消えてしまう。

あの瞬間、彼は、自分の中の何を消したのでしょう。

ラストの、歩き出した少年の靴の底からこぼれる花が、すっごいニクかったです。彼の人生における“手品”がどういうものかを象徴したかのよう。うわぁ、最初に靴調べたの、このための伏線だったのですね!
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