「SAYURI」
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2005年/アメリカ/監督 ロブ・マーシャル/出演:チャン・ツィイー 、渡辺謙 、ミシェル・ヨー 、役所広司 、桃井かおり
す、すいません。
すっごい面白かったです。
ていうか、ねぇ、ツッコんでいい?ツッコみたくてたまらない!!
映画の間中、言いたくてニヤニヤしっぱなしでした。終わって明るくなってから、皆で大爆笑(すみません・・)。
とりあえず開口一番、(ネタバレ反転↓)
会長さん、アンタ彼女が何歳のときから目ぇつけてたの!!
怖いわ、あれは親切じゃなかったのね!
ていうか、正直な話、会長さんのあれは親切っていうよりも気まぐれ道楽にしか見えませんでしたけど(謙さんがニヤけてたせいかもしれない)。
ていうか、そうならそうで、もっと早く言いなさいよー!
そして、頼まれたのなら、豆葉お姐さんも気を利かせなさいよー!
うっかり初桃さんにあてつけたときに延さんに気に入られちゃったのが計算外だったのかしら?
遠回りをした二人ですが、最後に語られたこと、「芸者は娼婦ではないけど妻にもなれない」ということ、あれは結局会長さんは芸者としてさゆりを好きだということなのでしょうか。さゆりも芸者として会長さんが好きだったのかな。芸者というものは、そういうものなのか。
「親切」以上何を望むのかと問われたとき、「愛」だって言わなかったのは、そういうことなのでしょうか。
うーん、難しい。奥が深いですね。
それにしてもあの台詞のところどころに日本語が混ざるのが可笑しくて仕方なかったのですが。
どうして「オネエサン」とか「オカアサン」とか「チヨチャン」とか「ノブサン」とかはそのままなんでしょう。(しかも言ってるのが中国人の方なので、馴染まない。笑)可愛いんですけどね。
そう、そこがそのままなのに何故「おカボ」は「パンプキン」なの(笑)!
可笑しくて可笑しくて仕方ありませんでした。
オネエサンが芸者特有の呼び方で固有名詞なら、おカボだって名前でしょう。
はーっ、でも綺麗でした、チャン・ツィイー。
サユリの術中にハマっていく周りの男性たちが可笑しくてならなかったです。延さんの、「お前も同じ気持ちのはずだ・・・それともそう思わされていたのか?」というのに妙にドキドキしてしまいました。気の毒な人でしたね・・。役所さん、恋愛ごとにはちょっと引いてる感じの役柄のイメージを持っていたので、ギラギラした役所さんにちょっとびっくりしました。怖っ・・
一つだけ腑に落ちなかったのは、“芸者は娼婦ではない”と言いつつも、水揚げ(処女を失くす儀式のこと)の値の競りが行われてましたが・・・それは体を売ってることにはならないのでしょうか?うーん。
映像的には、綺麗でした。伏見稲荷走ってたよ!ちゃんと京都ロケしたんですね。
楽しかった!何か期待していたのとは別の楽しみ方をしてしまった気がしますが、大満足です。
そういえば、テーマ曲、ヨーヨー・マが弾いてらしたんですね!私、ちゃんと聴くの初めてでしたが、すごく綺麗でした。もっと聴いてみたいかも!チェロの音の深みってたまらないです。
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