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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「バリー・リンドン」
バリー リンドン [DVD]

1975年/イギリス/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ライアン・オニール、マリサ・ベレンソン

今までに観たキューブリック作品の中ではちょっと異色に思えたのですが。。淡々と語られていく感じと、じわじわと迫る緊張感はやっぱりキューブリックらしい・・のかな?
とにかく長い!3時間くらいありましたね。でも、吸い込まれるように観ました。
壮大な歴史映画です。アイルランドの没落貴族に生まれたバリーは、浮気な従姉に翻弄され、彼女の婚約者と決闘して追われる身となる。そこから始まる彼の長い長い波乱万丈の人生を描いていきます。
とにかく映像が綺麗!自然の鮮やかさと、建物の中の暗さ。古さゆえのかすれ具合さえも味ですね。
歴史映画ということで、衣装もすごかったです。バリーの息子のブライアンが無茶苦茶可愛かったんですけどっ!薄い色素、おかっぱー!
もう一人の息子ブリンドン卿は小さい頃は可愛かったんですけどね・・・大きくなってからの白塗りが非常にキモかったです。当時の貴族って、本当にあんな感じだったのでしょうか。

成り上がって手に入れた爵位。
でも、その称号はバリーを悲劇に落とし入れるものでした。幸せを求めた長い長い人生、最終的に打ちのめされて終わるその人生を思うと、虚しくなります。
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