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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「アンジェラの灰」
アンジェラの灰 特別編 [DVD]

1999年/アメリカ・アイルランド/監督:アラン・パーカー/原作:フランク・マッコート/出演:エミリー・ワトソン 、ロバート・カーライル 、ジョー・ブリーン 、キアラン・オーウェンズ 、マイケル・レッグ

1930年代のアイルランド。アイルランドといえばIRA、カトリック、パブ、そして英国からの搾取、貧しい貧しい国。というイメージだったので(もちろん、現在では映画みたいなことはないですよ!IRA問題は解決してませんけど)、すっごくすっごく暗い映画だろうと思っていて、かなり警戒して観たのですが・・・
暗かったです。
白と黒と青だけで構成された画面。という感じでした。
いつも天気が悪いイメージ。衛生的にかなり危険。繊細な方なら、食べながら見れないかもしれません。
でも、そんな生活環境の中でも、子供たちは強く明るく生きていきます。
人々の目から、輝きが失われたわけではありません。
こんなこと言うと感動作かと思われてしまいそうですが、終始暗いことには変わりありませんですよ。でも、その暗さの中でもちゃんと笑えるエピソードがあるし、描き方が面白い。ラストまで惹きつけられっぱなしでした。
個人的にあの作文、怒られるかと思っていたのでびっくりしましたよ。まぁ、私はキリスト教に詳しくないので何がいけないことなのか良く知らないんですけどね。
“アンジェラ”は母親の名。何故灰なのか分からなかったので調べてみたら、原作の小説だとその辺りもちゃんと書いてあるそうです。まぁ、その後日談はあってもなくても良いし、何となく“灰”が持つイメージとこの作品との関係、そしてアイルランドへの思いも感じられたので、映画でもこのタイトルで良かったと思います。
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