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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「飛ぶ教室」
飛ぶ教室 [DVD]

2003年/ドイツ/監督:トミー・ヴィガント/原作:エーリヒ・ケストナー/出演:ウルリヒ・ノエテン、セバスチャン・コッホ、ハウケ・ディーカンフ、フレデリック・ラウ

ドイツの児童文学、エーリヒ・ケストナーの同タイトル作品の映画化。私の大ファンの作家さんなので、見る目は少し厳しかったのでは、と思うのですが、(笑)とにかく大大大満足です!!!最初から最後まで興奮しっぱなしで涙目でした(笑)。
時代が現代に変わっているとのことで、少しだけ不安はあったのですが、それもこれもきちんとケストナーらしさが表現できてて、すごい出来でした!犬の視点で始まるオープニングからしてツボ!!素敵!!
ヨナタンが予想以上に可愛い・・・!何だあのカッコ良さは!!髪の毛がー!あのクセっ毛は水玉のタイプど真ん中ですっ!
でも一番原作の印象よりも好きだと感じたのがマッツですね。仕草やら表情やら可愛すぎました。ムードメーカーですね!
ウリーの例の風船事件後のマッツの友情深い言葉には涙が止まりませんでした・・!
マルティンの存在がちょっぴり薄かったのが残念でした。原作では一番心を揺さぶった子ゆえに。。
セバスチャンもすごく好き!台詞にセンスがあるんですよね。。ウリーの可愛さは申し分ないですし、決意を語る台詞はとってもカッコ良かったですし!
ベク先生すごい素敵でしたvv生徒を叱りながらこっそりニヤリと笑って咳をして誤魔化すあたりがもうラブvvいい先生ですね!

児童文学といえど、大人から子供まで皆が楽しめる作品だと思います。ちょっと文部省推奨っぽい感じがしなくはないですが、そんなところも好きです(笑)。
ひたむきさが好き。一生懸命さが好き。何よりも友情を大切にする勇気が好き。正義を愛する誇り高さが好き。

ナチス政権下、抵抗を主張しつづけたケストナー、人生において何が一番大切なのかを強く語ったこの作品、改めてペンの持つ力って凄いな、と思います。
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新潮文庫の100冊 2010
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