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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「越前牛乳」


2005/カムカムミニキーナ/作・演出:村松武/出演:藤田紀子・佐藤恭子・八嶋智人・清水 宏、松田かほり・山崎樹範・吉田晋一・今村佳岳、元島祐介・小島啓寿・市子嶋しのぶ・亀岡考洋、坊薗節子

カムカムミニキーナ2005年公演。ラストに言ってましたが、随分前にやったことのある舞台の再演らしいですね。
スカパーで録画していたのを観ました。八嶋さん目当てです(笑)。
今までに観たことのないはっちゃけた舞台でしたね。
どこまでがアドリブなのか分からないくらい自由な舞台でした(笑)。
蹴るわ殴るわ跳ぶわで、本当テンション高かったです。
八嶋智人さん、その中でもひときわテンション高くて、見惚れました。でも、ちょっとアドリブ長すぎだなぁ。本編忘れそうです。
テレビで録画を見てても可笑しかったので、目の前で観たら、腹よじれそうなのではないかと思います。
ストーリー的には、主人公のハイジが牛のドナドナを売りに行った市場で、激しいドナドナ争奪戦が繰り広げられるというお話です。バラ色の過去と引き換えにドナドナを売ってくれと言う越前屋、幸せな未来と引き換えにドナドナを売ってくれと言う越後屋。

何だか、ドタバタシーンが圧倒的に多くて、何が何やら分からないうちにラストまで行ってしまいました。

・・・テーマ何だったんだ。

舞台的には面白かったけど、脱線が多かったですね。
うん、あと舞台だと思って悪ノリが過ぎてます(笑)。

でも、また別の舞台も見てみたいです、彼ら。
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「くるみ割り人形」
ボリショイ・バレエ/1978年/チャイコフスキー/出演:マクシーモワ、ワシーリエフ等

AMPの舞台とはやっぱり全然違いましたね。原作に忠実です。
それはそれで、すっごい面白いです。
おもちゃの動きがすごく可愛いんですよぅ!くるみ割り人形が、ブッサイクでもう(笑)!

あのシーン、どうなるかなぁと楽しみにしてましたが、

出ましたネズミ!!!
ちゃんとネズミでしたよぅ!悪玉のネズミの王様で、いかにも悪っぽい動きだったのですが、それがまた可愛くて可愛くて(笑)!
くるみ割り人形ののろいが解け、王子様の姿に変わる瞬間、沸き起こる拍手。あ、拍手ってそこなんだ。あのペイントをどうやって一瞬で取ったかっていうところなのかしら?
クララ役の女性の動きがすっごく初々しくて、可愛かったです。ロウソクと寝巻きがすっごいツボでした。
とにかく衣装がすごかったです。それぞれのお菓子の。
おもちゃ箱をひっくり返したような世界、本当夢のようでしたよ~vv
「3人姉妹」

バレエ/チェーホフ原作/英国ロイヤルバレエ団/出演:ダーシー・バッセル,ヴィヴィアナ・デュランテ,若き日のアダム・クーパーも出てます。

舞台のビデオ化という感じでしょうか。無言ではあるのですが、妙にドラマっぽく仕上げてあるのが、妙な違和感でした。
正直な話、これを観たいと思ったのが、軍服バレエに魅かれたという(笑)、真に不純な動機なのですが。。とてもステキでした。
全然ストーリーを知らずに観たせいで、一体何が何やら分からなかったんですけども、どうやら
「政ロシア末期、田舎暮らしの3姉妹が首都モスクワにあこがれ、厳しい現実に苦悩しながら、やがて希望を見いだしていく」
という話だったらしいです。
長い衣装で、女性らしい仕草の踊りで、すごく綺麗でした。ほんっと、腰の位置高すぎだよ!

翻弄されたのは、男の人のほうか。
ラスト近くで、決闘シーンがあるのですが(これ!これ!これ目当て!(笑)雪の中、傘持って射ち合うんですー!ちなみに、アダム・クーパーが勝ちます。)、その後、黒い服で身を包んだ彼女たちがそっと寄り添ってラストを迎えます。
厳しい寒さの中、3人で寄り添いながら見上げるシーンは、とても切なかったです。
「バリー・リンドン」
バリー リンドン [DVD]

1975年/イギリス/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ライアン・オニール、マリサ・ベレンソン

今までに観たキューブリック作品の中ではちょっと異色に思えたのですが。。淡々と語られていく感じと、じわじわと迫る緊張感はやっぱりキューブリックらしい・・のかな?
とにかく長い!3時間くらいありましたね。でも、吸い込まれるように観ました。
壮大な歴史映画です。アイルランドの没落貴族に生まれたバリーは、浮気な従姉に翻弄され、彼女の婚約者と決闘して追われる身となる。そこから始まる彼の長い長い波乱万丈の人生を描いていきます。
とにかく映像が綺麗!自然の鮮やかさと、建物の中の暗さ。古さゆえのかすれ具合さえも味ですね。
歴史映画ということで、衣装もすごかったです。バリーの息子のブライアンが無茶苦茶可愛かったんですけどっ!薄い色素、おかっぱー!
もう一人の息子ブリンドン卿は小さい頃は可愛かったんですけどね・・・大きくなってからの白塗りが非常にキモかったです。当時の貴族って、本当にあんな感じだったのでしょうか。

成り上がって手に入れた爵位。
でも、その称号はバリーを悲劇に落とし入れるものでした。幸せを求めた長い長い人生、最終的に打ちのめされて終わるその人生を思うと、虚しくなります。
「男たちの大和/YAMATO」
男たちの大和 / YAMATO [DVD]

2005年/日本/原作:辺見じゅん/監督:佐藤純彌/出演:反町隆史、中村獅童、仲代達也、渡哲也等

これって、実話なんですよね。生存者や遺族を取材して書かれた本が原作とのこと。
なんかもう・・・まだ公開中の映画なので、詳しくは言えないのですが、すっごく胸にこみ上げてきました。
フィクション部分があるのかどうか分かりませんが、殆どがドキュメンタリーなんですよね。誇張もなく、ただただ運命に立ち向かう人々の姿がありました。死ぬと分かっていて、大和に乗り込んでいった彼らの姿が。

それにしても、
蒼井優がさぁ・・・蒼井優がさぁ・・・ホント上手すぎですね!!
あんな、心を揺さぶる演技をする女優さんは中々いないですよ。

舞台は、広島県呉市。昭和20年の出来事ということで、イヤ~な予感はしたんですよ。イヤ~な予感が。
はぁ・・・

実はまだ中々機会がなくて行けてないのですが、呉市に大和ミュージアムができたので、行きたいです。F先輩ができてすぐに行ったのですが、非常に暗い顔で「何も話したくない」って言ってました。大和に乗った少年たちの手紙とかがね、あるらしいですよ。肉声テープもあるらしいです。
打ちのめされそうだ・・
でも、ホームページを見る限りでは、どっちかというと船の製造技術展示っぽいけど。

映画の中で、皆さんが広島弁でしたね。テレビで聴く広島弁は、違和感があるものですが、この映画の広島弁は、かなり自然でした。中村獅童さんの広島弁はカッコ良かったですね~~!シビレた!
あんまり広島弁って好きではないんですが(喧嘩売ってるみたいで)、男っぽいというのは認めます(笑)。
でも、大和乗組員の皆さん出身地は呉市じゃないんでしょ?反町(が演じた森脇二等兵曹)は鹿児島だって言ってたしな。でも、広島弁だったと思うんですけど。。どうなんだろう・・・

年末に、考えさせられる映画を観ました。
戦艦大和のロケセットが尾道で3月末まで公開してるとのこと。
やっぱり行っておきたいですね。


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