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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「十二人の優しい日本人」
12人の優しい日本人 [DVD]

1991年/日本/監督:中原俊/原作:三谷幸喜/出演:塩見三省 相島一之 上田耕一 二瓶鮫一 中村まり子 大河内浩 梶原善 山下容莉枝 村松克己 林美智子 豊川悦司 加藤善博

日本に陪審員があったらという設定で、一つの事件の有罪・無罪を話し合う会議の様子を映画にしたもの。一転二転していく様がとても面白いです。加わって一言物申したくなること必至(笑)。
すごい舞台っぽい作品でした。ほとんど一つの部屋のみで撮影されてます。もう、脚本の勝利ですね!映画の構成が上手い!

***
上の感想は、まだ裁判員制度が制定されるより前のこと。
まさか本当に現実になるなんて思いませんでした・・・!裁判員制度に向けて、たくさんの優しい日本人にこの映画を観ておいて頂けたらいいな、と思います。
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「めぐりあう時間たち」
めぐりあう時間たち [DVD]

2002年/アメリカ/監督:スティーヴン・ダルドリー/出演:ニコール・キッドマン 、ジュリアン・ムーア 、メリル・ストリープ 、スティーヴン・ディレイン 、ミランダ・リチャードソン

この映画は、V.ウルフの「ダロウェイ夫人」を先に読んでいた方が面白いみたいですよ。私は読んだことあるんですが、チラチラとしか覚えてない状態・・・つまり、ほとんど覚えていない状態・・・
「ダロウェイ夫人」との符合(それでいて少しづつずらしてあるらしい)が妙に怖い作品のようですが、その面白さはほとんど分からなかったかも。読み返してから観るべきでした。生きる時代の違う3人の女性の物語が溶け合っていきます。
もう一度「ダロウェイ夫人」を読み返してみよ。
「さらばわが愛-覇王別姫-」
さらば、わが愛 覇王別姫 [DVD]

1993年/香港/監督:チェン・カイコウ/出演:レスリー・チャン、チャン・フォンイー、コン・リー、ルォ・ツァイ

ものすごい勢いで引き込まれました。
とか言いつつ、実はこれを観たのは初めてではないのです。観直してよかったです。前はね、ハタチ前後に観たと思うのですが、ほとんどね、寝てたんですヨ(小声)。若かったんだなぁ、これの良さが分からなかったのかなぁ。多分、男同士というのにも当時はちょっと抵抗があったんでしょうね。京劇自体にもあまり興味なかったし。。
レスリー・チャンが本当すごいんです。女形の役なんですが、劇中芝居だけでなくて普段の所作の演技も動きがとても柔らかくて、色気があって。ハマった・・・!
切なさと、激しさと。愛と、憎しみと。すごいスケールの映画です。
息を呑むほど。
ひとつひとつの画面がとても美しいんです。
本当すごいです。私の中でかなり上ランクの映画になりました。
「いぬのえいが」
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2004年/日本/監督:犬童一心 、黒田昌郎 、祢津哲久 、黒田秀樹 、佐藤信介 、永井聡 、真田敦/出演:中村獅童 、伊東美咲 、天海祐希 、小西真奈美 、宮崎あおい

犬にまつわるお話の短編集。
可愛くて、笑って、泣いて、大変な映画でした。
犬と人との強い絆がテーマの、犬を愛する人のための映画という感じですね。
でも、その分とても辛い。
最初の方の短編は笑いが起こるものが多かったのですが、最後にいくにつれてだんだんとハンカチが手放せなくなりました。
一番最後の短編、「ねぇ、マリモ」。犬を飼ってる人ならいつか訪れる物語ですよね。わかってて、目を逸らしてるんですよね・・・。私も一度これを経験して、今も実家で犬を飼ってるので、この短編が始まった瞬間からもう、涙でぐちゃぐちゃでした。最初の一言で、読めました。やばい、と思いました。敢えて目を逸らしてたのに・・
ま、どんな話かは上のリンクの公式ページの予告編を見られたら分かるかと。。
「バウリンガル」の話は、会場中大爆笑でしたよ。泣けるだけでなくて爆笑も起こる映画です。DVD出たら、多分買うと思います。それくらい大切な物語。
「天使にさよなら」
天使にさよなら [DVD]

2001年/イギリス/監督:ウダヤン・プラサッド/出演:イアン・グレン 、ショーン・ランドレス 、デヴィッド・ブラッドリー 、ロージー・ローウェル 、ビリー・コノリー

家庭に恵まれない主人公の男の子は、天使になりたいと願っていた。審査のために現れたガブリエルに、「天使見習い」にしてもらうジミー。天使になるために人助けをするが、その思いは、ジミーが救いたいと願う病気の父親には届かない。
どこまでが夢でどこまでが現実か分からない物語でした。そういう風に作ってあるんでしょうけど。
結構レビューが厳しかったので(笑)、あんまり期待せずに見たら、思ってたほど見づらい作品でもなかったですよ。むしろ、話自体はいい。こう言ってしまっては身もフタもないですが、多分これは小説で読んだ方が良かったかなぁ、と・・・
でも、主人公の男の子の閉塞感はすごく伝わってくる映像でした。映画は、映画で良かったですよ、うん。ただ、これを“感動作”って言っちゃったからいけなかったんだろうと思います。もっとドロドロした物語ですね。タイトルから想像するよりもずっとリアルな話です。


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