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映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「サイダーハウス・ルール」
サイダーハウス・ルール [DVD]

1999年/アメリカ/監督:ラッセ・ハルストレム/原作:ジョン・アーヴィング/出演:トビー・マグワイア 、シャーリーズ・セロン 、マイケル・ケイン 、デルロイ・リンドー 、ポール・ラッド

人里離れた孤児院で生まれたホーマー・ウェルズ。何度養子に出しても戻ってきてしまうホーマーをラーチ院長は“特別な子”と呼び、自分の息子のように愛を注いだ。実の父子以上に深く繋がりのある二人の愛情と相反。ラーチはホーマーを自分の跡取りに考えていたが、ラーチの仕事(堕胎)に賛成できないホーマーは、外の世界に強く憧れるようになり、孤児院を出ることを決意する。初めて出た外の世界、海、初めての恋。そしてホーマーが身を寄せることになったリンゴ農園(サイダーハウス)での新しい生活が彼に教えてくれたものとは―。
ジョン・アーヴィングの同名小説の映画化。脚本もアーヴィングが手がけてます。原作はペーパーバックで700ページを超えるもので、50年もの歳月の大河小説らしいのですが、これはそれを15ヶ月に要約。とげとげしい部分が全て割愛されてるとのこと(笑)。原作が気になりますね。。
“愛と青春の感動作”なんて銘打ちされてますが、実際そんな言葉では語りつくせないドロドロしたものが作品に滲み出ています。全体的に、とても暗い。暗いんですが、その中でキャラクター一人一人がとても魅力的で、ユーモアがあって、笑いを誘う場面もあり。エピソードの厳しさと、それぞれの感情の深さの混じりがとても魅力的で絶妙です!!
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「さよなら子供たち」
さよなら子供たち [DVD]

1987年/フランス・西ドイツ/監督・脚本:ルイ・マル/出演:ガスパール・マネス 、ラファエル・フェジト 、フランシーヌ・ラセット 、スタニスタス・カレ・ド・マルベール 、フィリップ=モリエ・ジェヌー

ルイ・マル監督の自伝的映画。ナチス占領時代のフランス。
パリからカトリック寄宿学校に疎開しているジュリアン・カンタンの学校に、ある日ジャン・ボネという少年が転入してくる。
優秀なボネに抱くライバル心、そして友情。静かに流れるエピソードの中、ふとしたことでジュリアンはボネがユダヤ人だということを知り・・・。
いや、なんていうか・・・もう、あれは観てくださいとしか言いようがないです。衝撃的なラスト、そしてそこに繋がるそれまでのたくさんのエピソードがもう、何ていうか、内容的にもすごく衝撃的でしたが、映画のつくりとしても最高だと思います。一生心に残る映画の一つです。
・・・本当に、言葉にできません。しばらく声も出なかった。涙も出ませんでした。ただただ、いつまでもエンドロールをみつめ続けてました。
「シービスケット」
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2003年/アメリカ/監督:ゲイリー・ロス/出演:トビー・マグワイア 、ジェフ・ブリッジス 、クリス・クーパー 、エリザベス・バンクス 、ウィリアム・H・メイシー

1930年代のアメリカ。大恐慌での被害は甚大で、人々は皆絶望の中で暮らしていた。
そこに現れた一頭の競走馬。競争馬としては小さく、気性の荒い馬。この誰もが匙を投げた暴れ馬に全てを託した三人の男。
彼らはこの馬の持つ資質を見事開花させ、人々は小さな身体で逆境を勝ち抜いた馬に夢を託し、希望を取り戻していく--。
とても良い作品でした。こういうタイプの映画、とても好きです。
トビー・マグワイアも可愛かったし!前も言いましたが、ビジュアル的に、彼は私の中でかなりヒットです。
でも、何よりも馬が可愛かった!!!!
本当に表情があるんですね!ああんっ、あの耳がぴるぴるするのがたまりません・・・!一生懸命に走る姿も可愛いったら!
「ショコラ」
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2000年/アメリカ/監督:ラッセ・ハルストレム/出演:ジュリエット・ビノシュ 、ヴィクトワール・ティヴィソル 、ジョニー・デップ 、アルフレッド・モリナ 、ヒュー・オコナー

フランスの小さな村に、謎めいた女性と娘がやってきて、教会の近くに、見た事もない美味しそうなチョコレートのお店を開く。
たちまち話題になるお店。でも、ちょうどキリスト教の断食期と重なっていたこともあり、村の指導者レノ伯爵は、なんとかヴィアンヌを村から追い出そうとする。
本当、甘い匂いが伝わってくる映像でした~。良い映画でしたよ!音楽とか、町並みとか、衣装がツボ!
フランスの田舎の村、という設定がラブすぎです。
内容的には、コメディタッチに明るく進むのですが、扱ってるテーマは中々難しい問題で。(ネタバレ反転↓)
「何を排除するか、ではなくって何を受け入れるかなのだ」というシメの言葉、人間の生き方の、永遠のテーマですよね。全てに通ずる。受け入れることができない人間が多いからこんなに生き辛い世界なんですよね。

主役のジュリエット・ビノシュ、実は昔っからすごい好きでした。もーう、すっごい小柄で可愛い女性で!!まさにパリジェンヌ!!
そういえばハルストレム監督、「サイダー・ハウス・ルール」、「ギルバート・グレイプ」を撮られた監督さんだったのですね。
私、どうやらこの監督さんの作品の雰囲気がものすごく好きらしいです。
「すべてをあなたに」
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1996年/アメリカ/監督:トム・ハンクス/出演::トム・エヴェレット・スコット、トム・ハンクス、リヴ・タイラー

ただの音楽好きな若者のバンドが急スピードで成功して昇りつめ、解散するまでを描いた作品。
ドラムスが怪我をしたために、新しいドラムスを迎えたことがきっかけで、それまで彼らが演奏していた曲が新しい曲に生まれ変わり、大ヒットする。初めて彼らの曲がラジオで流れたときの彼らの大騒ぎの様子など、見ててまるで一員であるかのように嬉しいです(笑)。レコードを作るのに、教会で合唱団が使う録音機を使って録音するシーン等、とても素敵*60’sの軽快なPOPS、それまでの音楽シーンに大改革を与えるそのバンドに、世界中が熱狂します。
すごいいい曲なんですよ~。ついついサウンドトラックを買ってしまったほど。
あんなに大成功して世界ツアーなどにも行くほどに成長したのに・・・彼らが解散したのは一体どうしてなのでしょう?
青春時代の輝きと、それをあっさりと失ってしまう何とも言えない切なさが心に響きます。
トム・ハンクス初監督作品としても有名。


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