映画・舞台・本の感想記録。さて、どの夢を見ようかな。
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「曲がれ、スプーン!」
![]() 2010/舞台/ヨーロッパ企画/作・演出:上田誠/出演:石田剛太、酒井善史、諏訪雅、角田貴志、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力、山脇唯 2月に舞台で観賞。感想書くの遅すぎ(笑)。 2009年に映画化もされた、人気作品の再演。 クリスマスの夜に怪しげな喫茶店「カフェ・ド・念力」に集まる人々。 オーナーの呼びかけで、店の名に呼び寄せられたエスパー達を集め、クリスマスパーティをする企画らしい。 普段は隠し通している能力を、それぞれ披露していくのですが、勘違いで一人、エスパーではない人物が交じってしまって・・・ 彼の口を塞ぐために、エスパー達は策を練っていく。 能力の表現の仕方がとても面白かったです。 テレポート能力とか、どうするんだろうって思ってたら、意外な方法でした(笑)。これは映画よりも舞台ならではの面白さだと思いますよ。 舞台上で表現する上でああいう工夫になったのでしょう(笑)。 引き込み方がすごく上手くて、ただでさえ短い上演時間が、すごく短く感じました。 でも、凄い満足!笑いっぱなしでしたもの! 舞台という場所を、凄く上手く使って作ってありました。もうすっかり、ファンになっちゃましたよv PR
「マンマ・ミーア!」
![]() 2008年/アメリカ/監督:フィリダ・ロイド/出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド、ドミニク・クーパー、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー ABAの名曲満載のミュージカルの映画版です。 母子家庭で育ったソフィは、母の日記を見つけ、父親候補の3人を自分の結婚式に呼ぶ。 さて、パパは三人のうち誰? 何だったんだ・・・何だったんだー(笑)! という内容ですが、面白かったです。エンターテイメントですね。 とにかく元気いっぱい、若者も中高年もハジけてる映画です。 父親候補の一人のハリー役のコリン・ファースのファンなのですが・・・ハリー、色んな意味で個性いっぱいで、色んな意味で悶えました(笑)。 コ・・コリーン!えええええ えええええ ラストのフィーバーな衣装には吹きましたよ。 まさか、こんなコリンを見ることになろうとは(笑)。 何だかんだいって、1番オイシイ役だったんじゃないかと思います(笑)。いやー、良かった! 顛末や展開のメチャクチャ度はともかく、楽しく観れました☆ はー、笑った!
「トウキョウソナタ」
![]() 2008年/日本・オランダ、香港映画/監督:黒沢清/出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥、津田寛治、児嶋一哉、役所広司 公式HP:ttp://tokyosonata.com/ 派手ではないが、心に残る。 そして、ひどく打ちのめされるだろう・・・ それが、映画館で予告編を観たときの予想。いつか、心に余裕があるときに観ようと思っていました。直感は正解だったようで、派手ではない賞を多く取っている作品です。 生活感に溢れたようで、それでいてどこか別世界のような家。どこにでもありそうで、実は隠れた多くの問題を抱えた家族。それぞれの家族の思いが次第に見えてくる。 印象深かったのは、家族での食事のシーン。 本当はお互いのことなど見えてない家族だけれども、それでも食事を皆で揃って食べるということで、繋がっているような気がしました。 日本映画チャンネルにて視聴したので、映画の後に監督へのインタビューがあり、インタビュアーの軽部さんがあの食事のシーンで、あの家族だけのルールと縛りがある、ということを印象付けられた、と言っていました。 ところどころ、コメディっぽい箇所もあり(役所さんとかね)、ただただ暗い映画というわけではありません。寧ろ、これほどにライトな空気感で描けるものか、と思いました。 笑う箇所は笑う、でも何か悲しい感情が心を占める。 その悲しさを優しく包み込むような、ラストが素晴らしい。 個人的に、ピアノに関する父と息子の言い争いを聞いていて、あまりに自らの記憶とリンクするもので、苦しかったです。 父親の香川さんの言葉に、記憶の中の傷をえぐられました。 家族という繋がりは本当に不思議で、あれほどに心がバラバラでも、どうにかして繋ぎとめようとしてしまう。 私はずっと、自分の家庭を砂の城だと思っていた。 でも、本当は既に崩壊してるものを繋ぎとめようとすることに、意味があるのかもしれない。 うーん、やはり凹む作品でしたね(笑)。 でも、とても心に残る映画でした。 予感的中。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」
![]() 2004/イギリス=アメリカ合作/監督:ウォルター・サレス/出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ 公式サイト:ttp://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/m_cycle_diaries/ スターチャンネルにて、視聴。 ラテンアメリカ解放の革命家チェ・ゲバラの若き日の物語。医学生だったゲバラが、友人と二人で南米を回る放浪の旅に出る。この映画は、ゲバラの日記を基に製作されているとのことです。 武装した革命家でありながら、多くの人に愛されるチェ・ゲバラ。 アルゼンチンの裕福な家庭に育ち、喘息持ちのゲバラが、何故キューバの革命に参加したのか、何故これほど人気があるのかが理解できる作品でした。 彼のカリスマ性が、どうやって生まれたのか。 この旅によって、彼は“以前の自分ではなくなった”と言っています。 実際に目で見て人と話すことによって、彼は現実を目の当たりにし、大きな疑問を胸に持つ。 世の中、間違ってるんじゃないか。 そう思っても、中々口に出すことはできない。また、自分が当事者ならまだしも、自らの安全な地位を脅かしてまで、行動に移すことは難しい。 ゲバラには、きっと他にも生きる道は多くあったでしょう。 医者として多くの人の命を救うという人生もあった。 それでも、彼は、最も弱い人たちのために戦うことを選んだ。 身体も弱く、医者としての道もあった彼が、選ばなくてもいい道だった。 彼がとても一途で、正直な人間だったことは、この映画を観れば分かります。 彼は、自分の心の中の疑問を封じ込めることができなかったのですね。 彼の選んだ道は、彼だけの人生の道。 ただ、彼が自分の道を定めるに至ったこの放浪の旅の物語は、自分が何をすればいいのか分からない人への指針になることでしょう。 迷うなら、自分の目で見て、確かめることです。 自分の心に、正直に問いかけることです。 あたり前のようだけど、中々できることではないですよね・・・。 ゲバラについては詳しくないのですが、この後彼がどうなったのか、革命家としてのゲバラも知りたいと思いました。
「シャーロットのおくりもの」
![]() 2006/アメリカ/原作:E・B・ホワイト/監督:ゲイリー・ウィニック/出演:ダコタ・ファニング、ジュリア・ロバーツ、スティーブ・ブシェーミ、ジョン・クリーズ、オプラ・ウィンフリー、セドリック・ジ・エンターテイナー、キャシー・ベイツ、レバ・マッケンタイア、ロバート・レッドフォード、トーマス・ヘイデン・チャーチ、アンドレ・ベンジャミン、ケビン・アンダーソン、エシー・デイビス BSにて視聴。またもや日本語吹替版なので、キャストの半分は、私が観た分には出演しておらず。 シャーロット役のジュリア・ロバーツがとても評判が良かったみたいなので、字幕版も観てみたいです。吹替版の鶴田真由さんもすごく良かったですよ。 身体が小さくて、生まれて直ぐに殺されるはずだった子豚のウィルバー。牧場の小さな娘ファーンは、ウィルバーが殺される不公平を訴え、小さなウィルバーを育てます。 しかし結局は、ウィルバーはクリスマスには食卓に上る運命にあり、そんなウィルバーを救うために、蜘蛛のシャーロットはある方法を思いつく。 ごく普通の町に起こった奇跡。 奇跡というのは、友だちを助けたいとか、家族を守りたいとか、自然な生活の中で生まれるものなんだなぁ、と改めて思いました。 ありふれたように見えるけど、普段の生活の中にある美しいもの、それは全部奇跡だ。 そうやって世界を観ると、とても嬉しい。幸せ。 ありふれた奇跡に気づけるかどうか、それが幸せかどうか、ということなのですよね。 それにしても、カラスがすごい好きでした。 吹替版は、明らかに千原兄弟でした(笑)。つか、ジュニアはすぐに分かったのですが、もう一羽はせいじだったんですねー(笑)。 彼ららしい言い回しで、コントみたいだったんですが・・・あれは台本もああいう言い回しだったのかな。関西弁訳したのかな、彼らが(笑)。
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